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90+4分劇的弾の大宮FWアンジェロッティ「1点目は彼女に捧げる約束をしていた」

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大宮アルディージャFWアンジェロッティ

[3.11 J2第4節 大宮 1-0 磐田 NACK]

 試合を通じては劣勢気味だった大宮アルディージャが、数的優位の後半アディショナルタイムにドラマを巻き起こした。

 後半45+4分、左サイドに開いたMF泉澤仁がゴール前に鋭いクロスを送り込むと、ファーサイドのDF袴田裕太郎が頭で折り返す。これに反応したのが、今季、柏レイソルから期限付き移籍で加入したFWアンジェロッティ。豪快に飛び込んでヘディングで押し込み、試合を決める先制ゴールが生まれた。

「ボールが上がったのに対して、裕太郎の立ち位置で勢いよく叩けないかなと思って、折り返しを予想して、ドンピシャ自分のところに来たので押し込んだ」。まさに狙いどおりの一撃。「ああいうシチュエーションでのゴールは感動するし、あの感動を仲間と分かち合えた」と喜びを語った。

 ゴール直後にはメインスタンドに向かい、歓喜を爆発させた。劇的なゴールにしては珍しい光景だが、ブラジルからやってきた24歳には大事なセレブレーションだった。「ちょうど彼女が来ていて、1点目は彼女に捧げる約束をしていた」。支えてくれたガールフレンドへこれ以上ない形でのプレゼントとなった。

 直近3試合連続で先発出場が続き、この日は初めてのフル出場。劣勢が続いていた中でのポストプレーでも貢献度は高かった。「ゴールだけじゃなく、アシストの面でも、ディフェンスの面でもやらなければならないことをしっかりやってチームが勝てるようにしたい」。悲願のJ1復帰に向け、あらためて決意を語った。

(取材・文 竹内達也)
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