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神戸の進撃止める決勝ボレー弾! 浦和MF伊藤敦樹が“得意の左”で今季初ゴール「今季は5点以上決めたい」

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浦和レッズMF伊藤敦樹が決勝ゴール

[3.11 J1リーグ第4節 神戸 0-1 浦和 ノエスタ]

 開幕3連勝で首位に立っていたヴィッセル神戸を相手に、見事なボレーシュートをたたき込んだ。互いにゴールへ向かう姿勢が顕著だったなか、浦和レッズMF伊藤敦樹にビッグチャンスが訪れたのは前半21分だった。

 DFマリウス・ホイブラーテンが自陣ハーフウェーライン付近から完璧なロングフィードを前線に送ると、トップ下で起用されたMF大久保智明が相手センターバックの間に入って頭で落とし、タイミング良く駆け上がっていた伊藤が左足ボレーで決めた。

「マリウス選手が蹴ってボールが浮いている間に『トモ(大久保)!』と呼んだら、トモが一度こっちを見てくれた。絶対出してくれると思って(走ると)、イメージ通りの良い落としが本当に来た。(利き足とは)逆足だったけど、勢いのままタイミングだけ合わせてうまくミートできた」

 利き足は右だが、昨年の公式戦でも6得点中3点が左足。ボールの動きに合わせて左右どちらでも躊躇なくミートできるのが伊藤の強みだ。

 プロ3年目。1年目はリーグ戦1ゴール、2年目の昨季はリーグ戦4ゴールで今季は自己最多の5得点以上を目指している。開幕から2試合はチームとして攻撃の形をつくっていくことができず無得点が続いたが徐々に上向き、7日のルヴァンカップ湘南戦では伊藤自身にも決定機があった。

 しかし、シュートは決まらず試合は0-0の引き分け。「ルヴァンを含めて、その前のリーグ戦でもチャンスを決めきれなかった。4試合目で1点やっと取ったのでこのまま取り続けたい。今季は得点という部分でこだわっていきたい。5点以上決めたい」。

 後半は神戸がFW大迫勇也を狙ってロングボールを多用する中、ホイブラーテンが完璧に抑え、浦和はリーグ戦4試合目で初のクリーンシート。「試合前に首位にいたチームに勝てたのはチームとして大きい。勢いに乗れたと思う」。決勝点をたたき込んだヒーローは1-0の勝利に笑顔を見せた。

(取材・文 矢内由美子)
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