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元Jリーガー、強制わいせつ被疑事件について不起訴処分に 弁護士「本人と協議の上、説明をすることに致しました」

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元Jリーガーが不起訴処分に

 弁護士法人中央法律事務所の弁護士・小沼正毅氏が12日、元Jリーガー・入江利和氏の強制わいせつ被疑事件について、今月10日付で正式に不起訴処分になったとホームページ上で発表した。

 小沼弁護士は「既にメディアでの不起訴処分報道がありましたが、一部メディアから逮捕時に実名報道をされ、不起訴処分時の報道には実名での報道がなされなかったこともあり、本件の経緯について入江氏本人と協議の上、説明をすることに致しました」とし、今回の経緯を説明している。

 入江氏は今年1月23日に強制わいせつの容疑で逮捕。小沼弁護士によると、入江氏の身柄拘束は処分保留で釈放された2月10日まで続いたが、入江氏は当初から一貫して容疑を否認していたという。その後、今月10日付で正式に不起訴処分となった。

 小沼弁護士は「入江氏は、当初から事件を否認し続けており、当然不起訴の処分は示談などによるものではありません」としている。その上で「報道によれば、検察は不起訴の理由を明らかにしていないとされておりますが、強制捜査を行う権限を有する捜査機関が捜査を尽くし、入江氏の長期間の身柄拘束を行い、十分な取り調べを行った結果、入江氏に対する被疑事実を立証するだけの十分な証拠がなく、不起訴に至ったものであり、入江氏の主張が認められたものと考えております」と見解を示した。

 続けて「本件は警察からの任意の事情聴取に応じて出頭した際、そのまま逮捕された事案であり、そもそも入江氏に罪証隠滅や逃亡のおそれはなく、逮捕勾留の必要のない事案であったと考えております」と言及。「入江氏が元プロサッカー選手であり、逮捕の際に一部実名報道をされていることを考慮し、本件について誤った認識を持たれないよう、経緯を簡略に説明させていただきました」と、改めて今回の報告に至った理由を述べた。

 現在38歳の入江氏は矢板中央高、作新学院大を経て、2007年にジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズに加入。翌2008年から2011年まで栃木SCに所属し、退団後はラトビアやポーランドでプレーした。

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