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走行距離が約3km減…横浜FMで新たなトライ続ける日本代表FW西村拓真「あえて走らないことを意識していた」

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横浜F・マリノスのFW西村拓真

[3.18 J1第5節 横浜FM 2-1 鹿島 日産ス]

 横浜F・マリノスのFW西村拓真は今月、昨年末のEAFF E-1選手権以来、自身2度目となる日本代表活動に臨む。欧州組も加わった合宿への参加はこれまでで初めて。初招集が並んだ守備陣とは異なり、MF/FW登録の国内組はカタールW杯メンバーのFW町野修斗との2人だけだが、「全ていいものは吸収したいし、みんなから盗むものは盗みたい」という西村は「負けるつもりもないし、しっかりとやっていきたい」と決意を語った。

 今季のJ1リーグ戦ではトップ下で全試合出場が続き、豊富な運動量とチャンスメイクで存在感を放っている西村。開幕節の川崎F戦では13.75km、第2節の浦和戦では14.38kmを走り抜き、今季の走行距離ランキングトップ2を一人で独占してきたが、この日の鹿島戦は新たなトライのさなかにあったという。

「今日に関して言えば、あえて走らないことを意識していた」

 西村がトライしているのは力の使いどころを調整し、力を使うべきところでの強度を上げること。「無駄な動きが多いと最近わかっていたので、スタッフの人とも話していい映像ももらった」。そう話すように鹿島戦では85分間の出場で11.641kmにとどまっており、その傾向は第3節の広島戦での11.980km、前節の札幌戦での8.345kmに続くものでもあった。

 またこの日はアンカーのMFディエゴ・ピトゥカを中心に西村へのマークが続き、我慢の時間も強いられた。それでもあえてマークから逃れるのではなく、味方にスペースを使ってもらうことを選択した。「ずっとマンツーでつかれていたので、空いているスペースを違う人が使ったほうがいいと思っていたし、自分が動くことによって味方を苦しめるシーンがあるので、そこを考えながらやっていた」と振り返る。

 一方、これまでは西村がサイドに流れることで、ビルドアップの糸口としての役目を果たすことがあったが、その形が使えないシーンも出てくる。そのため鹿島戦では「押し込んだ時にもう少し勝負のパスを入れてほしいとしゃべっていた」といい、「自分と味方が近いところであればもっと要求していきたいし、もう少しリスクを冒してでも攻撃してもいい」と課題感を新たにした。そして「常に味方とつながりながらいるところは意識しているので、もっとゴールに絡むシーンは増やせたと思うし、増やしていかないといけない」とも述べ、自らはゴールに近いエリアでの仕事に集中していく姿勢を示した。

 こうしたトライを高強度のプレーにつなげることができ、「力の使いどころによって強度をもっと伸ばせる部分があるし、走りの質も上げていきたい」というミッションが実現すれば、代表レベルのプレーにも前向きに影響するはずだ。

 24日のウルグアイ戦、28日のコロンビア戦は世界のトップレベル相手に現状の力を試す大きなチャンス。「このチームとは別物だと思うし、またしっかり新たな気持ちで切り替えて、ギラギラして向かいたい」と決意を語った西村は「自分の特徴があって選出されていると思うので、そういうところを表現したいし、“個人個人”となっても良さは出ないと思うので、しっかり勝てるように戦っていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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