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“新戦力”10番MF佐藤亮の左足がすごい!!! 群馬が3発快勝で2試合ぶり白星! J1復帰目指す清水は今季初黒星で18位に低迷

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輝きを放った10番MF佐藤亮

[3.29 J2第6節 清水 1-3 群馬 アイスタ]

 J2リーグは29日、第6節を開催した。19位ザスパクサツ群馬は敵地で16位清水エスパルスと対戦。3-1で勝利し、10位に浮上している。

 2023年のリーグ戦初勝利がお預け状態の清水は、ここまで黒星はないものの5戦連続の引き分け。1年でのJ1復帰を目指す中、苦しいシーズンを過ごしている。一方の群馬は、第4節のモンテディオ山形戦(○1-0)で今季初白星を奪取。2試合ぶりの勝ち点3を狙って敵地のIAIスタジアム日本平に乗り込んだ。

 試合は立ち上がりからホームの清水がボールを握り、群馬ゴールに攻め込む展開が続いた。前半12分には、左サイドでFWディサロ燦シルヴァーノからFWチアゴ・サンタナに繋がり、シュートへ持ち込んだが、こちらはゴール左外のサイドネット。枠を捉えることはできない。

 群馬は少ないチャンスから攻撃を仕掛けるも、カタールW杯で日本代表の最後の砦として君臨したGK{{権田修一}が守る清水ゴールを脅かすには至らない。それでも一瞬の隙を突き、その牙城を崩す。群馬は前半25分、左サイド高い位置でフリーキックを得ると、MF佐藤亮が左足で入れたボールにDF畑尾大翔がヘディング弾。権田がニアサイドに寄ったのを見逃さず、ファーサイドの畑尾が角度のないところからから叩き込んだ。

 絶対に負けられないホームで先制を許した清水。それでもすぐに試合を振り出しに戻した。前半29分、ピッチやや左のペナルティエリア手前でボールを受けたT・サンタナが同サイドを駆け上がってきたDF山原怜音にボールを預けると、山原が積極的に左足を振る。そのシュートをニアサイドで群馬GK櫛引政敏が処理を誤ると、こぼれ球をディサロが押し込み、同点とした。

 権田から奪った先制ゴールが5分足らずで1ポイント分に。だが、群馬がすぐさま2ポイントを取り戻す。前半31分、群馬は左サイドから攻撃を仕掛けると、FW長倉幹樹のドリブルで清水の守備網を突破。ボックス内に持ち込んで折り返したボールを佐藤が左足で流し入れて勝ち越しに成功した。ギラヴァンツ北九州より今季加入した佐藤は移籍後初弾。10番が攻撃で存在感を示す。

 群馬は1点リードで前半を折り返すと、ハーフタイムに選手交代。FW武颯を下げてFW平松宗をピッチに送り込んだ。1点を追う清水は交代なし。10位内へのジャンプアップが懸かる一戦は、運命の後半へと時間を進めた。

 次の1点が重要になる後半立ち上がり。一進一退の攻防でオープンな展開となると、ここで群馬がリードを広げる。後半8分、右サイドでボールを受けた佐藤が左足でゴール前にクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ長倉がヘディングシュート。ボールはブロックに入った清水DF岸本武流の手をかすめてゴールへと吸い込まれていった。

 勝利へ3点が必要となった清水は、T・サンタナとディサロをターゲットに反撃を試みるも、ゴールが遠い。後半13分には、MF西澤健太、MF北川航也に代えてFWカルリーニョス・ジュニオ、MF中山克広を投入し、攻撃の活性化を図った。さらに同20分には、ディサロとMFベンジャミン・コロリを交代。そのコロリや山原が果敢にシュートを放つも、ゴールを破ることができない。

 清水は交代枠を使いながら、試合終盤にかけて巻き返しを図ったが、リードを手にゴール前を固める群馬守備網を破ることができない。試合終了間際には櫛引のビッグセーブも飛び出した群馬が、3-1で逃げ切りに成功した。2試合ぶりの勝ち点3を掴んだアウェイチームは10位に浮上。清水は18位に順位を落としている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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