横浜FCが未勝利続くも最下位脱出! 上位福岡とドロー、エース小川航基がJ1トップ今季5点目
[4.1 J1第6節 横浜FC 1-1 福岡 ニッパツ]
J1リーグは1日、第6節を各地で行い、横浜FCはアビスパ福岡と1-1で引き分けた。横浜FCは柏レイソルと勝ち点2、得失点差-8で並んだが、総得点で上回って唯一のJ2降格枠となる最下位を脱出。同点となるPKを沈めたエースFW小川航基は今季のJ1最速での5ゴールに到達した。一方の福岡は連勝こそならなかったが、5試合負けなし(3勝2分)で上位争いを続けている。
国際Aマッチウィーク明け初めてのJ1リーグ戦。ホームの横浜FCは前節の京都戦(●1-4)から5人を入れ替え、前節アクシデントで途中出場のGK市川暉記に加えて明治大出身ルーキーDF林幸多郎、DF吉野恭平、MFカプリーニが今季初先発を果たした。対する福岡は前節の湘南戦(◯2-1)から1人を入れ替え、DF三國ケネディエブスが今季初先発した。[スタメン&布陣]
試合は福岡が先手を取った。前半10分、自陣からのロングフィードにFW山岸祐也が右サイドを突破し、FW金森健志が左足でクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていたDF小田逸稀が意表を突いたヘディングシュート。これはGK市川に阻まれるも、跳ね返りを拾ったFWルキアンがMF井上潮音に倒され、PKを獲得した。
ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のオフサイドチェックにより、試合は約6分間にわたって中断したが、主審の判定は変わらず。このPKを山岸が冷静に左に沈めた。山岸は3試合連続ゴールで今季3ゴール目。個人成績でも得点ランキング首位を走る横浜FCの小川と1点差に詰め寄った。
その後は空中戦での競り合いが相次ぐ荒れ模様の展開。前半35分過ぎから横浜FCのMF近藤友喜とカプリーニにイエローカードが出された。前半終了間際にようやく試合に再び動きが出てきて、福岡は同アディショナルタイム、左サイドを攻め上がった三國のクロスを山岸が胸で落とし、金森がボレーで狙ったが、枠を大きく外れた。
VARチェックの影響で長くなったアディショナルタイムの6分、横浜FCが試合を振り出しに戻した。カプリーニの右CKは味方がそらしてファーに流れたが、これを拾った林がバックパスを送ると、これを受けたMF三田啓貴がルキアンのファウルを受けて転倒。PKを獲得した。キッカーは小川。GK永石拓海に読まれながらもゴール左にねじ込み、リーグ最速の今季5ゴール目を挙げた。
1-1で迎えた後半は横浜FCが最初に決定機。10分、巧みな崩しから右サイドをDF中村拓海が抜け出し、折り返しのパスを送ったが、DFドウグラス・グローリの危機察知に阻まれる。すると直後は福岡のカウンター。中村の裏を突く攻め上がりで左を前進し、右への展開からDF湯澤聖人が左足カットインシュートを狙うも、GK市川のファインセーブに阻まれた。
対する横浜FCは後半22分、左サイドで林が果敢な突破を見せ、攻撃のスイッチを入れると、中央を崩して右に渡り、中村が華麗なダブルタッチからラストパス。これを受けた途中出場FW山下諒也が右足で狙うも、GK永石拓海に阻まれた。直後のセットプレーではカプリーニの右CKが流れてファーの小川に合いそうだったが、またもグローリのカバーに防がれた。
なおも攻める横浜FCは後半27分、途中出場のMF新井瑞希がカットインからファウルを受け、ゴール左斜め前でFKを獲得。カプリーニのシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球を拾った新井が今後は右サイドで仕掛け、またもファウルを誘う。だが、角度のないところからのFKをカプリーニが大きく外し、勢いを保つことはできなかった。
福岡は後半34分、途中出場MF紺野和也のクロスで相手を押し込み、同じくジョーカー起用されたFWウェリントンの強さで局面打開を狙うも、こぼれ球を拾った紺野のボレーは大きく枠外。そのまま両者とも攻め上がったが最後まで決着はつかず、ドローに終わった。
(取材・文 竹内達也)
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J1リーグは1日、第6節を各地で行い、横浜FCはアビスパ福岡と1-1で引き分けた。横浜FCは柏レイソルと勝ち点2、得失点差-8で並んだが、総得点で上回って唯一のJ2降格枠となる最下位を脱出。同点となるPKを沈めたエースFW小川航基は今季のJ1最速での5ゴールに到達した。一方の福岡は連勝こそならなかったが、5試合負けなし(3勝2分)で上位争いを続けている。
国際Aマッチウィーク明け初めてのJ1リーグ戦。ホームの横浜FCは前節の京都戦(●1-4)から5人を入れ替え、前節アクシデントで途中出場のGK市川暉記に加えて明治大出身ルーキーDF林幸多郎、DF吉野恭平、MFカプリーニが今季初先発を果たした。対する福岡は前節の湘南戦(◯2-1)から1人を入れ替え、DF三國ケネディエブスが今季初先発した。[スタメン&布陣]
試合は福岡が先手を取った。前半10分、自陣からのロングフィードにFW山岸祐也が右サイドを突破し、FW金森健志が左足でクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていたDF小田逸稀が意表を突いたヘディングシュート。これはGK市川に阻まれるも、跳ね返りを拾ったFWルキアンがMF井上潮音に倒され、PKを獲得した。
ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のオフサイドチェックにより、試合は約6分間にわたって中断したが、主審の判定は変わらず。このPKを山岸が冷静に左に沈めた。山岸は3試合連続ゴールで今季3ゴール目。個人成績でも得点ランキング首位を走る横浜FCの小川と1点差に詰め寄った。
その後は空中戦での競り合いが相次ぐ荒れ模様の展開。前半35分過ぎから横浜FCのMF近藤友喜とカプリーニにイエローカードが出された。前半終了間際にようやく試合に再び動きが出てきて、福岡は同アディショナルタイム、左サイドを攻め上がった三國のクロスを山岸が胸で落とし、金森がボレーで狙ったが、枠を大きく外れた。
VARチェックの影響で長くなったアディショナルタイムの6分、横浜FCが試合を振り出しに戻した。カプリーニの右CKは味方がそらしてファーに流れたが、これを拾った林がバックパスを送ると、これを受けたMF三田啓貴がルキアンのファウルを受けて転倒。PKを獲得した。キッカーは小川。GK永石拓海に読まれながらもゴール左にねじ込み、リーグ最速の今季5ゴール目を挙げた。
1-1で迎えた後半は横浜FCが最初に決定機。10分、巧みな崩しから右サイドをDF中村拓海が抜け出し、折り返しのパスを送ったが、DFドウグラス・グローリの危機察知に阻まれる。すると直後は福岡のカウンター。中村の裏を突く攻め上がりで左を前進し、右への展開からDF湯澤聖人が左足カットインシュートを狙うも、GK市川のファインセーブに阻まれた。
対する横浜FCは後半22分、左サイドで林が果敢な突破を見せ、攻撃のスイッチを入れると、中央を崩して右に渡り、中村が華麗なダブルタッチからラストパス。これを受けた途中出場FW山下諒也が右足で狙うも、GK永石拓海に阻まれた。直後のセットプレーではカプリーニの右CKが流れてファーの小川に合いそうだったが、またもグローリのカバーに防がれた。
なおも攻める横浜FCは後半27分、途中出場のMF新井瑞希がカットインからファウルを受け、ゴール左斜め前でFKを獲得。カプリーニのシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球を拾った新井が今後は右サイドで仕掛け、またもファウルを誘う。だが、角度のないところからのFKをカプリーニが大きく外し、勢いを保つことはできなかった。
福岡は後半34分、途中出場MF紺野和也のクロスで相手を押し込み、同じくジョーカー起用されたFWウェリントンの強さで局面打開を狙うも、こぼれ球を拾った紺野のボレーは大きく枠外。そのまま両者とも攻め上がったが最後まで決着はつかず、ドローに終わった。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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