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秋葉・清水が“好調”東京Vの連勝を止めて今季初白星!! DF北爪健吾&FWオ・セフン弾で逆転勝利

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[4.8 J2第8節 清水 2-1 東京V アイスタ]

 J2リーグは8日、各地で第8節を開催した。19位清水エスパルスはホームで2位東京ヴェルディと対戦。2-1で勝利し、今季初勝利を挙げた。

 2023シーズン開幕からここまで未勝利の清水。前節のヴァンフォーレ甲府戦(●0-1)で2連敗を喫すると、ゼ・リカルド監督を解任し、秋葉忠宏コーチを新指揮官に任命した。秋葉体制初戦となった5日のルヴァン杯GL第3節の湘南ベルマーレ戦は0-3で敗戦。今節はホームのサポーターの前で初勝利を目指した。

 対する東京Vは第2節の大分トリニータ戦(●0-1)で黒星を喫したものの、そこから5戦無敗。4連勝中と好調を維持して清水の本拠地・IAIスタジアム日本平に乗り込んだ。J1昇格を狙うライバル同士の対戦。試合は立ち上がりにアウェイチームが先にスコアを動かした。

 東京Vは前半6分、右サイドでコーナーキックを獲得すると、キッカーのFW梶川諒太はショートコーナーを選択。MF森田晃樹を経由してDF宮原和也の元にボールが移動すると、ダイレクトでゴール前へ。混戦から最後はMF林尚輝が右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。

 1点を追う展開となった清水は前半14分、右サイドで得たコーナーキックをMFカルリーニョス・ジュニオが右足で蹴り込むと、ゴール前で弾かれたボールにMF中山克広が反応。ダイレクトで鋭いシュートを放ったが、こちらは相手選手のブロックに遭い、ゴールネットを揺らすには至らなかった。

 その後は1点ビハインドの清水がボールを握ると、FWチアゴ・サンタナをターゲットに攻撃を展開。MFカルリーニョス・ジュニオ、MF乾貴士らも起点となり攻勢に転じた。一方の東京Vは、風を味方に縦に速い攻撃で清水ゴールへ。ボールを奪ってからFW阪野豊史を狙ったカウンターで2点目を目指した。

 清水は前半35分、右サイドから攻撃を仕掛けると、乾のスルーパスに抜け出した中山のクロスがファーサイドに流れると、走り込んだDF岸本武流が右足でシュート。GKマテウスに弾かれたボールをサンタナが詰めたが、こちらも東京Vディフェンス陣の体を張った守備に遭い、ゴールとはならなかった。

 東京Vは前半37分に選手交代。清水の中山との接触で足を痛めた梶川に代えてMFバスケス・バイロンをピッチへ送り込んだ。清水が前半終盤にかけてセットプレーから相手ゴールを脅かすも、最後のところで東京Vが死守。それでも前半アディショナルタイム2分にペナルティエリア内右でボールを受けたDF北爪健吾が押し込み、試合を振り出しに戻して前半を折り返した。

 迎えた後半も清水が試合の主導権を握る。前半とは打って変わって風上に立った清水。ダイナミックな攻撃からゴールを脅かすと、獲得したコーナーキックから波状攻撃を仕掛けた。耐える時間帯が続く東京Vはマイボールを後方から繋げるも、ハーフライン付近でロスト。ゴール前まで運んだボールはGK権田修一に抑えられて再び守備にまわった。

 今季初勝利に向けてあと1点が欲しい清水は後半16分に選手交代。ここまで攻撃をけん引していたカルリーニョス・ジュニオを下げてFW北川航也をピッチへ送り込んだ。さらに後半22分には2枚替え。サンタナ、乾に代えてFWオ・セフン、MF神谷優太を投入した。

 5連勝を目指す東京Vも後半27分に選手交代。MF齋藤功佑、FW河村慶人をベンチに下げてMF綱島悠斗、FW佐川洸介を送り込む。試合開始時から積極的なプレスをかけていた清水の勢いが徐々に落ちてくると、東京Vがボールを握る時間が増えていった。

 試合終盤にかけてさらに攻勢に転じた清水は、オ・セフンをターゲットにしつつ、MF白崎凌兵や途中出場のMF西澤健太が攻撃を盛り立てる。すると、後半45分に逆転弾。左サイドのコーナーキックを神谷が蹴り込むと、オ・セフンが頭で押し込み、ゴールネットを揺らした。この得点で逆転清水は、2-1で逃げ切り今季初白星。東京Vの連勝は「4」でストップした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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