beacon

D・ヴィエイラがまたも決勝ゴール!! 19歳MF越道先発の広島、開幕3戦未勝利から破竹の4連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF越道草太が初先発

[4.9 J1第7節 広島 1-0 鳥栖 Eスタ]

 J1リーグは9日、第7節を各地で行い、サンフレッチェ広島サガン鳥栖を1-0で破った。前節に続いて途中出場のFWドウグラス・ヴィエイラが決勝ゴール。開幕3試合で勝ちがなく出遅れていた広島だったが、そこから無傷の4連勝を果たし、優勝争いに割って入っている。

 ホームの広島は前節の鹿島戦(○2-1)から先発1人を入れ替え、5日のルヴァン杯神戸戦(○5-0)と同じメンバー。DF志知孝明に代わって19歳のMF越道草太がJ1初先発を果たした。対する鳥栖は前節のFC東京戦(○1-0)から2人を変更し、6日に加入内定が発表され、特別指定選手に登録されたばかりの関東学院大DF長澤シヴァタファリが左SBでさっそくJ1デビュー。MF菊地泰智も先発に復帰した。

 試合は両者ともに運動量を出し合い、拮抗した立ち上がり。それでも徐々に広島が主導権を握ると、前半25分、MF満田誠とのコンビで右を駆け上がった越道の折り返しをFWナッシム・ベン・カリファが受け、エリア右から右足を振り抜く。しかし、ニアポスト脇を突いたボールはGK朴一圭に阻まれた。

 さらに広島は前半29分、敵陣中央でこぼれ球を拾ったMF川村拓夢が強烈な左足シュートでネットを揺らすも、直前に鳥栖の菊地にハンドがあったとして笛が吹かれており、ゴールは認められず。広島の選手たちはアドバンテージを取ってもらえなかったことで抗議していた。このFKはMF野津田岳人が直接ゴールを狙うも、これも朴のファインセーブに阻まれた。

 尚も攻める広島は前半33分、越道が左サイドを攻め上がり、外への持ち出しから左足クロスでゴール前を狙うと、これを受けたベン・カリファのパスに満田が反応。だが、満田のシュートも朴のセーブに遭う。鳥栖は前半終盤、菊地やMF河原創がようやくシュートチャンスを迎えるも、ゴールを破るには至らず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

 鳥栖は後半開始時、強さを見せながらもプレーテンポの合わなかった長澤に代わってMF原田亘を投入。その後は徐々にボールを握れるようになり、広島ユース出身で古巣大戦となったFW長沼洋一が推進力を出せる場面が増える。そこで同15分には前節決勝ゴールのFW河田篤秀をMF本田風智とともに投入し、さらに一差しを狙いに行く。

 それでも後半30分、先に試合を動かしたのは広島だった。途中出場のMF中野就斗が右サイドを持ち上がり、ボールを奪われながらもFWピエロス・ソティリウがすぐにプレッシャーをかけると、MF東俊希が菊地からボールを奪取。鋭い切り返しで河原をかわして狭いスペースの中で縦パスを送り、これを受けた途中出場のFWドウグラス・ヴィエイラが右足でネットを揺らした。

 前節の鹿島戦でも逆転の2ゴールを挙げていたD・ヴィエイラはこれで2試合連発。またしても終盤出場で結果を出した。終盤は鳥栖がボールを握りながら前進を試みたが、広島も冷静なプレッシングで対処。そのままタイムアップを迎え、最後は順天堂大出身ルーキーのDF山崎大地もJ1デビューを果たした広島が4連勝を果たした。鳥栖は今季初の連勝とはならなかった。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP