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大迫勇也が古巣カシマで2発! ポストプレーも圧巻「他のチームから点を取った時とは違う感情が出る」

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ヴィッセル神戸FW大迫勇也

[4.15 J1第8節 鹿島 1-5 神戸 カシマ]

 昨季もゴールを奪った古巣カシマでの凱旋試合。ヴィッセル神戸FW大迫勇也が62分間と限られたプレータイムの中で、圧巻というほかないパフォーマンスを発揮していた。

 まずは前半24分、DF初瀬亮の左CKにうまく頭で合わせ、先制ゴールを沈めた。試合後フラッシュインタビューでは「うまく相手のマークを外すことができたし、亮がいいボールを上げてくれたのであとは合わせるだけだった」と冷静に振り返っていたが、後ろに倒れ込みながらも力強い技アリの一撃だった。

 さらに後半3分には左サイドに流れてからのクロスボールでチャンスメークし、こぼれ球から相手のハンドを誘発。ここで得たPKを冷静に右のコースに沈めた。後半17分にピッチを退き、そこからシステムを変えた相手にやや守勢に回る時間帯もあったが、終わってみれば5-1で大勝。「チームが勝てるように全力を尽くすだけだと思って試合に臨んだので結果が出てよかった」と手応えを語った。

 ゴールシーン以外にもポストプレーで抜群の存在感を発揮し、前半終了間際のFW武藤嘉紀の追加点も大迫が起点となった。昨季の第22節に続いてカシマで圧巻のパフォーマンス。「自然とモチベーションは上がるし、ここでこのチームに育ててもらったので感謝している。他のチームに対して点を取った時とは違う感情が出るのかなと思う」と古巣への思いも語った。

 そんな大迫の働きには、かつて共にプレーした鹿島の岩政大樹監督も「当然大迫は要注意だし、武藤は要注意だとわかっていたが、非常に質の高いゴールだった。時間帯も含めて勝負どころを押さえられてしまった」とお手上げ。吉田孝行監督も「素晴らしいですね」と短い言葉で賞賛を送っていた。

(取材・文 竹内達也)
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