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“裏天王山”はドロー決着…G大阪がMF宇佐美貴史弾で先制も横浜FCがDFンドカ・ボニフェイスのJ1初弾で追い付く

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[4.23 J1第9節 G大阪 1-1 横浜FC パナスタ]

 J1リーグは23日、各地で第9節を開催した。16位ガンバ大阪と18位横浜FCの“裏天王山”は、1-1で引き分けた。

 下位に沈む両チームの一戦。試合は立ち上がりからホームのG大阪が攻勢に転じると、前半13分にゴールネットを揺らした。敵陣でボールを奪ったG大阪は、左サイドをFWファン・アラーノが駆け上りゴール前にマイナス気味のパス。ニアサイドでFWイッサム・ジェバリが要求してボールをスルーすると、後ろにいたMF宇佐美貴史がゴール右に流し入れて先制点を挙げた。

 1点リードのG大阪は前半27分、ペナルティエリア内左のアラーノから浮き球が入ると、ジェバリがヘディングシュート。しかし、こちらは今季リーグ戦初先発のGKスベンド・ブローダーセンに阻まれて追加点とはならない。

 反撃に出たい横浜FCは前半30分にボックス内でボールを受けたFW小川航基が反転から左足を振り抜いたが、シュートはゴールの右。同33分にも小川がペナルティエリア手前から右足でシュートを放つも、ボールはポストを直撃して同点ゴールとはならなかった。

 それでも横浜FCが前半のうちに試合を振り出しに戻す。同42分に左サイドでコーナーキックを得ると、MFカプリーニが左足で入れたボールにDFンドカ・ボニフェイスがヘディング弾。J1初得点をゴール左に叩き込むように突き刺した。

 試合は前半を1-1で折り返すと、後半は立ち上がりから一進一退の展開に。ただ、決定的なシーンを作れないまま時間だけが過ぎていく。今季初勝に向けて逆転ゴールが欲しい横浜FCは同15分に選手交代。カプリーニに代えてMFユーリ・ララをピッチへ送り込んだ。

 G大阪は後半20分、宇佐美からのボールで右サイド、ディフェンスラインの背後に抜け出したFW杉山直宏がゴールネットを揺らすも、こちらはオフサイドの判定でノーゴール。難を逃れた横浜FCは同22分に3枚替えを行い、MF近藤友喜、MF山下諒也、MF井上潮音を下げてMF新井瑞希、MF小川慶治朗、FWサウロ・ミネイロを投入した。

 攻撃の手を強めるG大阪は後半28分、アラーノが宇佐美のパスで右サイドを突破すると、その折り返しにジェバリがシュート。だが、こちらは横浜FCのDF林幸多郎の体を張ったブロックに遭い、ゴールネットを揺らすには至らない。G大阪はその後もジェバリをターゲットに攻勢に転じると、宇佐美が2回クロスバーを叩くシュートを放った。

 G大阪の攻撃を耐える横浜FCはゴール前を固めてその時間帯を凌ぐ。後半41分には小川に代えてDFマテウス・モラエスをピッチへ送り込み、守備をさらに厚くした。同42分には宇佐美が再びゴールの枠を叩くと、同アディショナルタイムには途中出場のFW山見大登がポスト直撃弾。試合は1-1でタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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