[4.29 J1第10節 FC東京 2-1 新潟 味スタ]

　豪快なゴールがこの試合の決勝点となった。FC東京は1-1で迎えた前半34分、FWディエゴ・オリヴェイラが今季3点目となる右足シュートを決め切った。この得点が決勝ゴールとなり、チームは今季初の連勝。「なんとか勝ち進んで、また上を目指せるようにがんばっていきたい」とチームの躍進を誓った。

　距離のあるところから、無回転のボールを放った。前半34分、FC東京は右サイドからすばやく攻撃を展開。MF安部柊斗が右サイドを疾走する。PA右外から中央に折り返すと、D・オリヴェイラがトラップ。一度PA手前まで持ち込んで再びPA右に入ると、右足を一閃する。「思ったよりはトラップがズレたんですけど、その中でキープしながら思い切って打ちました」。ボールはニアサイドをぶち抜き、ゴールに突き刺さった。

　残り60分でリードを守り切った。D・オリヴェイラは自身の得点を「いいシュートだった。その中でゴールを決められたのはうれしかった」と喜びを噛みしめつつ、1点を守り切って連勝を果たした勝利を強調する。「たくさんのサポーターの中でホームゲームで勝てたということ、勝ち点3が取れたこと、非常に価値のあった勝利だと思います」。さらに上位に進むべく、5月3、6日での連戦に向かう。「勝てたということは非常によかった。だがこれからアウェーの連戦があり、簡単なチームはない」と気を引き締めていた。

(取材・文　石川祐介)

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