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長友考案“こうやりなさい”ポーズ流行…FC東京MF仲川輝人が股下シュート弾「狙いどおりでした」

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MF仲川輝人

[4.29 J1第10節 FC東京 2-1 新潟 味スタ]

 お手本どおりの鮮やかな股下シュートを決めた。FC東京は前半8分にMF仲川輝人が先制点。相手選手の股下を完璧に通したゴールに「狙いどおりでした。うまく股を通ってくれて、いいコースにいってくれました」と手応えを口にした。

 FC東京が得意とするカウンターが炸裂した。前半8分、自陣近くから仲川とMF渡邊凌磨の連係からボールは一気に最前線へ。PA手前で渡邊のパスを受けた仲川は、PA内に入った瞬間に右足シュート。詰め寄った相手選手の股下を通し、ゴール左隅に流し込んだ。

「いい守備からいい攻撃、カウンターは東京の持ち味でもある」とゴールに胸を張りつつ、その4分後に追いつかれたことには悔しさも。「そこで仕留められたらよかったですけど、でもすぐ失点してしまった。そこは改善するべきところ」と課題を挙げた。

 鮮やかなゴールは、いまFC東京で流行している“こうやりなさい”ポーズをまさしく体現したものだった。“こうやりなさい”は、FC東京が投稿した動画内でDF長友佑都が率先してシュート練習を成功させた後、どや顔でチームメイトに見せたパフォーマンス。次々とシュート練習を成功させた後、後輩たちも長友の真似を敢行。ブラボー旋風から4か月が経ち、チームでは新たなブームが生まれていた。

 クラブ公式ツイッターは試合後のチームの様子を投稿。仲川はさっそく「こうやりなさい、こうやりなさい……」と自身のゴールの鮮やかさをアピールしていた。

 仲川は後半14分にも躍動した。中盤で味方がボールを奪うと、ボールを拾った仲川がそのまま高速ドリブル。PA内まで入ったところで相手のファウルを誘発し、PKを獲得した。だが「僕は蹴らないので」とキッカーは務めず。一方、PKを蹴ったFWディエゴ・オリヴェイラはゴール枠外に外してしまった。試合後には「ディエゴには言っておきます、外すなって(笑)」と冗談。10試合を終え、すっかり新チームに馴染んでいる様子をのぞかせた。

(取材・文 石川祐介)


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