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FW加藤陸次樹が土壇場Vヘッド!!超満員の大阪ダービー、C大阪が敵地でG大阪に競り勝つ

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[5.3 J1第11節 G大阪1-2C大阪 パナスタ]

 セレッソ大阪が敵地で行ったガンバ大阪との“大阪ダービー”に2-1で競り勝った。C大阪は2試合ぶりの白星。G大阪は今季2度目の連敗で、4戦勝ちなしとなった。

 ゴールデンウイーク真っ只中に行われた大阪ダービー。チケット完売の一戦に、パナソニックスタジアム吹田には3万4517人の大観衆が詰めかけた。大阪ダービーはここ最近はC大阪が優勢。19年のJ1第27節以来、リーグでの対戦は7試合負けなしを続けている。また今年は3月にルヴァンカップで対戦しており、その時は1-1で引き分けている。

 現在17位に低迷するG大阪は、0-4で完敗した鹿島戦からスタメン2人を変更。DF半田陸を2試合ぶりに先発起用すると、5試合ぶりのベンチ入りとなったFW食野亮太郎を先発に抜擢。なお食野は3月のルヴァン杯の対戦で得点を決めている。一方のC大阪は前節の広島戦(●0-1)からスタメンの変更はなかった。

 立ち上がりに押し込んだのはG大阪だった。前半7分にMFダワンが右サイドの高い位置でカットして、FWイッサム・ジェバリ、MF宇佐美貴史を経由したボールが左サイドの食野まで届く。しかしシュートはブロックに遭うと、同22分に左サイドで食野が倒されて獲得したFKを宇佐美が直接狙ったシュートはニアポストに嫌われた。

 C大阪もリーグ戦では2010年3月14日の対戦以来となる大阪ダービーのピッチに立った香川が前半14分にMF奥埜博亮とのワンツーから左足でシュートを狙うなど攻撃の形を作ると、同28分、奥埜の右展開からDF松田陸が鋭いクロスを入れると、ゴール中央に走り込んだFWレオ・セアラが頭で合わせて先制に成功した。

 後半からC大阪は松田に代えてMF中原輝を投入。MF毎熊晟矢がサイドバックに下がって、中原は毎熊がいた右FWに入った。しかし後半11分、G大阪はC大阪の配置で変わったサイドを崩し同点ゴールを奪う。左サイドで宇佐美が食野のスルーパスに反応。マイナスに折り返すと、I・ジェバリのスルーした後ろにいたダワンが右足で流し込んで、試合を振り出しに戻した。

 C大阪は後半15分からFW為田大貴に代えてMF上門知樹を投入。G大阪も直後に負傷交代となった食野に代えてFW山見大登をピッチに送り込む。さらに同24分にはC大阪がレオ・セイラに代えてFW加藤陸次樹を途中出場させるが、同点で勢いづくG大阪のペースは変わらない。ただ同32分の波状攻撃は押し込むことができない。さらにG大阪ベンチには同35分、抗議した通訳スタッフにイエローカードが出される珍しい場面もあった。

 すると後半45分、C大阪が一瞬の隙を突いて勝ち越し点を奪う。カウンターからFW北野颯太が持ち込んで左サイドを駆け上がったDF山中亮輔にパス。山中が素早くクロスを入れると、ファーサイドで加藤が頭で合わせて決勝弾を決めた。


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データ提供:Opta
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