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横浜FCが開幕11戦目で待望の今季初勝利!! 新潟は先発10人ターンオーバー裏目に3連敗

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MFユーリ・ララが決勝ゴール

[5.3 J1第11節 横浜FC 1-0 新潟 ニッパツ]

 J1リーグは3日、第11節を各地で行い、横浜FCアルビレックス新潟との昇格組対決を1-0で制した。最下位の横浜FCは開幕からの連続未勝利を10試合(3分7敗)でストップし、待望の今季初勝利。新潟は連戦を見据えて大胆なターンオーバーを行ったが、これが裏目に出て3連敗となった。

 互いに前節から中3日での連戦。ホームの横浜FCは札幌戦(●1-4)から2人を入れ替え、MF小川慶治朗とMF和田拓也が新たに入った。一方の新潟はFC東京戦(●1-2)から大幅なターンオーバーを敢行。GK阿部航斗を除く10人を一斉に入れ替え、今季ここまで出場機会のなかったDF長谷川巧がJ1デビューを果たした。[スタメン&布陣]

 立ち上がりは互いにミスが目立ち、前半22分にようやく横浜FCが決定機。敵陣右で相手と入れ替わった小川慶がペナルティエリア内をえぐり、低いクロスボールを送り込むと、ファーの山下が反応する。だが、バンドを見誤ってシュートを打ち切れず、こぼれ球をクリアされた。同25分には山下がDFトーマス・デンに倒され、ゴール左斜め前でFKを獲得。FW小川航基のキックは壁に当たった。

 なおも優勢を保つ横浜FCは前半28分、MFユーリ・ララの浮き球パスに小川が抜け出し、GK阿部をかわして右足で狙うも、シュートは枠の右外。オフサイドの判定も下された。さらに同36分、小川慶のFKがファーサイドに送り込まれ、DF吉野恭平が頭で狙ったが、GK阿部のファインセーブに阻まれた。そのまま前半はタイムアップ。0-0でハーフタイムを迎えた。

 それでも後半8分、横浜FCが先に試合を動かした。DF岩武克弥からのロングフィードを受けたMF近藤友喜が右足でクロスボールを送ると、ニアサイドに飛び込んだのはボランチのユーリ。新潟ディフェンスは誰もついていけず、ペナルティエリア内からバックヘッド気味に合わせ、J1リーグ初ゴールが貴重な先制点となった。

 ビハインドとなった新潟は後半12分、FWグスタボ・ネスカウとFW松田詠太郎に代わってFW谷口海斗とMF三戸舜介を投入し、反撃を狙う。しかし、次のチャンスも横浜FC。同16分、DF林幸多郎のスルーパスに小川航が抜け出し、GK阿部をかわそうと試みる。だが、左に流れながら放ったシュートは阿部に阻まれ、追加点とはならなかった。

 新潟は後半17分、今季初先発のMF高木善朗に代わって今季6ゴールでブレイク中のMF伊藤涼太郎を投入。それでも横浜FCの優位は変わらず、同24分には途中出場MF坂本亘基のクロスから小川慶が惜しいヘディングシュートを放つと、同30分にも林の突破から決定機を作った。

 なんとか同点を狙う新潟は後半32分、敵陣右でパスを受けた伊藤が左足でカットインシュートを狙うも、味方の三戸に当たったボールは枠外へ。その後も新潟が攻勢を続けたが、同45分にファウルを受けた三戸が小川航を突き飛ばしたのを発端に小競り合いが発生。ベンチから加わった山下と、山下と争った伊藤にイエローカードが提示された。

 再開直後の後半アディショナルタイム4分、新潟は阿部のロングキックから敵陣に攻め込み、空中戦でつないで三戸がエリア内に切れ込むも、シュートはGKスベンド・ブローダーセンのスーパーセーブに阻まれて枠外へ。最後まで攻め続けたが、スコアは動かずタイムアップ。横浜FCが今季初白星を収めた。

(取材・文 竹内達也)
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