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10人で決定機作るも連勝ストップ…川崎F山根「3連勝しただけで勘違いするなよということ」

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川崎FのDF山根視来は後半33分の決定機を生かせなかった

[5.12 J1第13節 FC東京 2-1 川崎F 国立]

 ダイナミックな展開から決定機を作り出した。1-2の後半33分、10人の川崎フロンターレはDF大南拓磨のロングフィードを途中出場のMF遠野大弥が胸トラップから左足でシュート。GKが弾いたところにDF山根視来が詰めたが、左足ボレーは枠を捉えることができなかった。

 後半7分に退場者を出してから逆に相手を押し込み、何度もチャンスを迎えたが、あと1点が届かなかった。5万6705人の大観衆が押し寄せた国立競技場での熱戦。「こういうスタジアムで、こういう大きな試合でセカンドボール、こぼれ球を相手に拾われていたらこうなる。最初はそこが足りなかった」。そう指摘する山根は「頭の中をもっとシンプルに徹底すべきだった。足元にもらいに行ってロングボールを蹴ったらなかなか拾えない。迷いが多少あったのかなと思う」と、立ち上がりにチームとしての意思を統一できなかったことを悔やんだ。

 連勝は3でストップし、5試合ぶりの黒星となった。山根は「何をして勝ってきたかを見つめ直す必要がある。3連勝しただけで勘違いするなよということだと思う。みんなで前を向いてやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)
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