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多摩川クラシコの勝因はうなぎ? 長友は第4子誕生に笑顔「頑張って稼がなきゃ」

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DF長友佑都

[5.12 J1第13節 FC東京 2-1 川崎F 国立]

 試合後には第4子の誕生を報告した。FC東京DF長友佑都は41回目の“多摩川クラシコ”でフル出場。2-1の勝利に貢献した。試合前には、ゴールを決めたDF徳元悠平ら後輩7人とうなぎを食べに行ったことも明かす。「うなぎを食べたからきょう決まったと。毎回行きましょうと言われたから、僕も頑張って稼がなきゃいけない。4人目も生まれましたし。きょうお祝いできてよかったです」と笑顔を見せた。

 国立競技場で行われた41回目の”多摩川クラシコ”は、『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』と銘打たれた記念試合となった。長友は右サイドバックでフル出場。Jリーグ30年の歴史を振り返りつつ「まさか自分がこのJリーグの舞台に立てているとは、子どものころの自分では想像できなかった。まずはこの舞台に立てて、うれしい気持ち」と喜びを噛み締めた。

 36歳の日本代表DFは試合でもキラリと光った。前半12分、長友は中盤の右サイドから大きく蹴り上げ、敵陣PA内にクロスを上げる。MF安部柊斗が頭で逸らし、ファーサイドに流れたボールを拾った徳元が冷静にゴール。攻撃的な両サイドバックが絡んだ先制点となった。「両サイドバックがああやって関われるというのは、FC東京のいい状態のとき」と手応えを語った。

 徳元は今節に1ゴール1アシストの大活躍を残した。同じサイドバックというポジションから刺激を受ける。「シュートを打つことの大切さ、その意識が欠けているなと。サイドバックからも点が取れるというのを、きょう彼が示してくれた。学ばせてくれた部分。いい勉強になりました」。成長意欲は枯れることはない。第一線で活躍し続ける理由を、しっかりと見せつけていた。

(取材・文 石川祐介)
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