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小野裕二が敵将との再会で“恩返し”弾!! 河田PK弾で突き放した鳥栖が新潟破る

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FW小野裕二が先制ゴール

[5.20 J1第14節 鳥栖 2-0 新潟 駅スタ]

 J1リーグは20日、第14節を各地で行い、サガン鳥栖アルビレックス新潟に2-0で勝利した。

 鳥栖は過去3戦をアウェーで戦っており、4試合ぶりのホームゲーム。前節の福岡戦(△0-0)から先発2人を入れ替え、出場停止のMF長沼洋一と長期離脱のMF本田風智に代わってMF堀米勇輝と今季初先発のMF手塚康平が起用された。対する新潟は前節の横浜FM戦(○2-1)から3人を変更。DF新井直人、MF秋山裕紀、MF高木善朗が新たに入った。

 試合は前半11分に動いた。鳥栖は右CKを左利きの手塚がインスイングでゴール前に送り込むと、ニアサイドで反応したのはFW小野裕二。ヘディングシュートでネットを揺らした。小野は横浜F・マリノスユース出身に新潟の松橋力蔵監督の指導を受けた“教え子”。恩師の前でさすがの得点感覚を見せた。

 対する新潟は前半29分にビッグチャンス。深く押し込んだ攻撃から秋山がペナルティエリア右に浮き球パスを送ると、後方から飛び込んできた新井のシュートがゴール方向へだが、これはクロスバーに弾かれ、跳ね返りの二次攻撃も鳥栖守備陣を破ることができず、スコアは動かなかった。

 後半は新潟が一方的にボールを保持する中、15分には秋山の浮き球スルーパスにMF三戸舜介が抜け出したが、鳥栖GK朴一圭が完璧なポジションで1対1を封鎖。同27分には途中出場MFダニーロ・ゴメスからのクロスに高木が頭で合わせたが、枠を捉えることはできなかった。

 一方の鳥栖も後半30分、途中出場MF藤田直之のインスイングのCKをニアサイドに飛び込んだDF山崎浩介が頭でそらしたが、ボールはクロスバー直撃。跳ね返りの二次攻撃ではMF河原創がMF小見洋太に倒され、小見にイエローカード、鳥栖にFKが与えられた。

 それでも直後、VARが介入。山崎の頭をDF堀米悠斗が蹴っていたとして、西村雄一主審がオンフィールドレビューを行い、鳥栖にPKが与えられた。キッカーはFW河田篤秀。これをゴール右上に沈め、加入後2点目が貴重な追加点となった。なお、小見はラフプレーによるイエローカードだったため、カードはルール上取り消されない。

 厳しくなった新潟は後半37分、ダニーロ・ゴメスのロングシュートが枠内を襲うも、朴がファインセーブ。そのままタイムアップを迎え、鳥栖は2試合ぶりの白星、新潟は3試合ぶりの黒星となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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