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柏の井原新監督初陣は首位を圧倒しながらもドロー「勝ち点1にとどまって残念」

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今週発表のJリーグ30周年のベストイレブンに選出された柏の井原正巳新監督

[5.20 J1第14節 柏 1-1 神戸 三協F柏]

 柏にとっては激動の1週間だった。2009年7月〜2014年シーズン終了まで、2019年シーズン開始〜2023年5月までの11シーズンにわたって柏レイソルを指揮、J1・ルヴァン杯・天皇杯のタイトルもチームにもたらしてきたネルシーニョ監督が、成績不振を受けて退任となった。

 17日、退任のニュースと同時に、新指揮官への就任が発表されたのが、井原正巳新監督だった。2009年に柏のコーチに就任した井原監督は、ネルシーニョ監督の第一期終了とともに柏を離れてアビスパ福岡の監督に。福岡をJ1昇格に導いた。4年間福岡の監督を務めた後、ネルシーニョ監督の第二期がはじまると同時に柏にコーチとして帰還していた。柏のコーチ時代の2009年、2013年、2022年に暫定監督として数試合指揮をとったことがあるが、正式に柏の監督として指揮をとるのは、神戸戦が初めての試合だった。

 チームは16位と低迷している中、柏サポーターからはキックオフ直前にも「井原」コールが起こり、期待の高さをうかがわせた。「サポーターがすごくいい雰囲気を作って後押ししてくれましたので、勝ち点3を何とか取りたかったんですけど、首位の神戸さんに勝ち点1ということにとどまって、残念ではありますけど、ポジティブにとらえて次につなげていきたいと思っています」と、井原新監督は初陣を振り返った。

 試合は、前半24分にFW大迫勇也に先制点を許してしまう。しかし、その失点シーンを最後に、リーグ2位の得点力を誇る神戸にシュートを1本も打たせることなく試合は推移していく。後半に入って、柏はオウンゴールで同点に。90分を通して、リーグ最少の8失点と堅守を誇る神戸に対して、得点力不足に苦しみリーグ最少の8得点にとどまっている柏のほうが多くのチャンスを構築。今季シーズンの序盤にチームとして取り組んでいた、ボールを握って攻める展開を見せていた。

「神戸さん相手にあれだけのチャンスを作れたということは、ポジティブにとらえたい」と試合内容を評価しつつも、「最低限の勝ち点1」であることを新指揮官は強調した。

 柏は、24日にルヴァン杯・鹿島戦、28日にJ1第15節・川崎F戦と、アウェーでの連戦が続く。

(取材・文 奥山典幸)
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