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20歳FW山崎倫が終盤にプロ初ゴール同点弾!! 新体制初陣ドローの大宮、暫定でJ2最下位脱出

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FW山崎倫がプロ初ゴール(写真は4月のもの)

[5.21 J2第17節 大宮 1-1 仙台 NACK]

 J2リーグは21日、第17節を各地で行い、J2最下位の大宮アルディージャベガルタ仙台と1-1で引き分けた。前半に先行される厳しい展開となったが、終盤に決まった20歳FW山崎倫のプロ初ゴールで同点に追いつき、監督交代初陣で勝ち点1を獲得した。

 4勝1分11敗でJ2最下位に沈む大宮は前節いわき戦の敗戦後、相馬直樹前監督を解任。中3日の連戦で重い決断を下した。後任に就いたのは原崎政人ヘッドコーチ。初陣は奇しくも、昨季率いた仙台との古巣戦となった。また一方の仙台・伊藤彰監督も長年大宮のアカデミーで指導。17年にはトップチームも指揮しており、縁ある巡り合わせとなった。

 試合が動いたのは前半32分だった。MFエヴェルトンのロングフィードが左サイドのMF相良竜之介に通り、タメを作ってスルーパスを送ると、後方から攻め上がったDF内田裕斗が力強いクロスを配球。ファーサイドで待っていたMF郷家友太がヘディングシュートで突き刺した。

 郷家は4月23日の第11節・藤枝戦以来6試合ぶりのゴール。得点ランキング9位タイの今季6得点目となった。そのまま前半は終了。ビハインドとなった大宮は前半40分にルーキーFW室井彗佑が負傷退場するアクシデントもあり、苦しい45分間となった。

 それでも後半の大宮は冷静にボールを動かしながら戦況打破を模索すると、終盤にこじ開けた。後半43分、引いて受けたFW富山貴光が右サイドに展開し、DF岡庭愁人が中に持ち出しながら左足で強烈なクロスを送ると、ニアサイドで合わせたのは山崎。完璧なバックヘッドでゴールに流し込んだ。

 大宮U18出身の山崎はこれがプロ初ゴール。そのままタイムアップを迎え、前日に20歳を迎えたばかりの若武者の活躍で勝ち点1をもぎ取った。

 試合後、山崎はフラッシュインタビューで「不甲斐ない試合が続いたので、ここで一発流れを変えたいと思い切ってプレーしていた」と熱く語り、「オカニーがクロスを上げると信じて入っていったらうまくミートした。ああいうゴールは決まってよかった。本当に嬉しい」と初ゴールに笑顔。「まだまだだけどチーム一丸となって勝利できるように頑張ります」と意気込みを語った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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