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武藤の古巣戦2発と大迫11ゴール目で神戸が首位キープ!! FC東京はPK2発で追撃も及ばず

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FW大迫勇也が今季11ゴール目

[5.27 J1第15節 神戸 3-2 FC東京 ノエスタ]

 J1リーグは27日、第15節を各地で行い、ヴィッセル神戸FC東京を3-1で破った。神戸はFW武藤嘉紀が古巣相手に2ゴールを決め、FW大迫勇也も得点ランキングトップを独走する今季11ゴール目。豪華なストライカー陣の競演で首位を守った。

 神戸は前節で柏に1-1で引き分け、首位をキープするためには勝利が必要な一戦。同じスターティングイレブンを送り込み、退団会見を終えたばかりのMFアンドレス・イニエスタもベンチに入った。一方のFC東京は前節の鹿島戦(△1-1)から先発1人を変更。DF木本恭生に代わってDFエンリケ・トレヴィザンが先発した。

 試合は前半から神戸が圧巻のゴールラッシュを披露した。まずは前半20分、左サイドでボールを持ったMF汰木康也がDF長友佑都との1対1で縦に持ち出すと、完全に引き剥がしてクロスを配球。ニアでクリアを試みたDF森重真人の頭にかすかに触れられるも、軌道が変わったボールを武藤が押し込んだ。

 その後はFC東京もMF安部柊斗が決定機を迎えたが、シュートは枠に嫌われる。すると前半41分、神戸は右サイドを駆け上がったDF初瀬亮のクロスを大迫がトリッキーなヒールキックで押し込み、追加点。さらに同44分、大迫のスルーパスに抜け出した武藤が2点目を決め、3-0とした。

 それでも後半はFC東京が盛り返した。ハーフタイムにMF渡邊凌磨とMF東慶悟を下げ、 MF塚川孝輝とMF青木拓矢を投入すると、そこからは強度の高い守備から優勢に試合を展開。押し込む形が増えていった。

 すると後半14分、 MF小泉慶のカウンター攻撃で獲得したFKからDF徳元悠平がシュートを狙うと、壁に当たって跳ね返ったボールを塚川がヘディング。これがDF山川哲史のハンドを誘ってPKを獲得した。キッカーはFWディエゴ・オリヴェイラ。前節に続いて独特の助走からGKの逆を突き、2試合連発で1点を返した。

 流れが悪い神戸は後半25分、空中戦の着地で足の甲を痛めた山川がプレーを続けられなくなり、19歳のDF尾崎優成が緊急出場するアクシデント。神戸U-18出身の尾崎は開幕節・福岡戦の終盤にJ1デビューを果たしていたが、それ以降はリーグ戦の出番はなく、緊張感のあるJ1リーグ通算2試合目となった。

 なおも攻めるFC東京は後半38分、右サイドを攻め上がった塚川がクロスボールを送ると、これが汰木の手に当たってまたしてもPKを獲得。途中出場のFWペロッチがゴール右隅に決め、ブラジル出身ストライカーのJ1初ゴールで1点差に詰め寄った。だが、反撃はここまで。最後は神戸が冷静に時間を使い、試合を締めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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