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バルセロナ相手に積極ドリブル突破も神戸MF汰木康也「ちょっと寝れないですね」

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シュートを止められて悔しがるMF汰木康也

[6.6 国際親善試合 神戸 0-2 バルセロナ 国立]

 ヴィッセル神戸MF汰木康也にとって、ラ・リーガ王者バルセロナとの親善試合は収穫の多いものとなったようだ。

 試合後、前半45分間の出場で再三左サイドを突破した27歳は「相手がハードスケジュールでどれくらい疲労溜まっていて、どれくらい100%の状態だったかはわからないけど、自分の強みは全然通用すると思った」と手応えを述べつつ、「もちろんボールを持つのもめちゃくちゃうまかったけど、本来ならもっとハイプレスでボールを奪えるなというイメージもできたし、すごく自信になった」と前向きに振り返った。

 もっとも、唯一「決め切るところ」には課題が残った。前半43分、MF齊藤未月からのラストパスに走り込んだ汰木だったが、2本のシュートがいずれもGKイニャキ・ペーニャに阻まれた。「ダイレクトで打って正解だったとは思うけど、2本目にもう少し振り切ったらよかった。ちょっと寝れないですね」。気合が入っていただけに、ゴールという結果が残らなかったことを悔やんだ。

 この日は今季のリーグ戦ではなかなか機会のなく、今夏限りでの退団が決まっているMFアンドレス・イニエスタとの共演も実現。スペースへのスルーパスに走り込む場面も数多く見られた。

「今日も何本も裏パスをもらって自分がクロスを上げるシーンがあったけど、ああいうのは彼にしか出せないもの。そういうタイミングで自分が走ったらパスが出てくることとか、常に近くでお互いのアイコンタクトで崩していく感覚や、立ち位置もいろいろ勉強になることがあった」。世界的MFとの日々をそう振り返った汰木は「もう少し一緒にやれる時間があるのでまだ勉強させてもらいたい」と残り少ない日々を楽しんでいくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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