高知県に初のJクラブ誕生! JFL高知Uが入れ替え戦制す! 新谷聖基&内田優晟で2発! J3・YS横浜はJFLへ

先制点を挙げたFW
[12.7 J3・JFL入れ替え戦第2戦 YS横浜 0-2 高知ユナイテッド ニッパツ]
高知県に初のJリーグクラブが誕生した。J3・JFL入れ替え戦は7日に第2戦を行い、高知ユナイテッド(JFL・2位)がY.S.C.C.横浜(J3・19位)に2-0で勝利。前半7分にFW新谷聖基が先制点を挙げ、後半45分にFW内田優晟が追加点を決める。2試合合計でも3-1で制し、Jリーグ参入が決定した。
高知のホーム(スタジアムはピカラスタジアム/香川)で行われた第1戦は、1-1のドローに終わった。第2戦は勝てば来季のJ3所属が決まる戦いへ。YS横浜は第1戦とメンバー変更はなく、第1戦で負傷交代していたMF小島秀仁も先発入りした。高知は先発を1人変更。FW内田優晟に代わって新谷が起用された。
試合序盤、高知は先発変更が功を奏す。前半7分、右サイドからDF小林大智がクロスを上げると、新谷が両足のハイジャンプからヘディングシュート。ゴール左隅に流し込み、先制ゴールを挙げる。2試合合計も2-1で高知がリードした。
勢いに乗る高知は前半10分にもFKから決定機。MF高野裕維が蹴ったFKからPA左のDF中田永一が頭で折り返す。最後は再び新谷がヘディングで合わせるが、惜しくも2点目とはならなかった。
追いかけるYS横浜は少しずつ落ち着きを取り戻し、攻撃を仕掛けていく。前半31分にはFW脇坂崚平がPA左に入り込んで右足シュート。だが、小林のブロックに遭った。32分にはPA左手前でFKを獲得。MF奥村晃司の右足キックはクロスバーに直撃し、同点にはできなかった。
前半は高知が1-0で折り返す。ハーフタイムに両チーム交代はなかった。
後半は序盤からYS横浜がペースを握る。後半12分、奥村の縦パスに反応したMF橋本陸斗がPA左の深い位置まで進入。しかし、慌てずに振り切った左足クロスは味方に合わず。ボールはそのまま流れていった。
要所で隙を突いて反撃する高知は、後半17分にFW東家聡樹が右足ミドルを放つが、GK後東尚輝にセーブされる。22分には高野のFKからピッチ中央でパスを受けたDF吉田知樹が右ミドル。しかし、惜しくもゴール右外に外れていった。
後半26分、両チームが交代カードを切る。YS横浜は3枚替え。脇坂、MF菊谷篤資、DF花房稔が下がり、FWピーダーセン世穏、FW松村航希、DF土館賢人が出場する。高知は2枚替え。東家と、先制点を決めた新谷に代えて、FW小林心と内田が入った。YS横浜は34分に橋本を下げ、MF藤島樹騎也を投入している。
高知はYS横浜の猛攻をしのぎ、後半45分に勝利を決定づける。左サイドからカウンターを仕掛けた内田がPA左から右足シュート。ゴールに突き刺し、2-0と点差を広げた。
残り時間を守り切った高知が2-0で第2戦を制し、2試合合計3-1でJリーグ参入決定。来シーズンからJ3リーグで戦うことになった。一方、2011シーズンのJ3リーグスタートから所属し続けていたYS横浜はJリーグの会員資格を喪失。来シーズンはJFLでの戦いになる。
(取材・文 石川祐介)
●2024 J3・JFL入れ替え戦特集
高知県に初のJリーグクラブが誕生した。J3・JFL入れ替え戦は7日に第2戦を行い、高知ユナイテッド(JFL・2位)がY.S.C.C.横浜(J3・19位)に2-0で勝利。前半7分にFW新谷聖基が先制点を挙げ、後半45分にFW内田優晟が追加点を決める。2試合合計でも3-1で制し、Jリーグ参入が決定した。
高知のホーム(スタジアムはピカラスタジアム/香川)で行われた第1戦は、1-1のドローに終わった。第2戦は勝てば来季のJ3所属が決まる戦いへ。YS横浜は第1戦とメンバー変更はなく、第1戦で負傷交代していたMF小島秀仁も先発入りした。高知は先発を1人変更。FW内田優晟に代わって新谷が起用された。
試合序盤、高知は先発変更が功を奏す。前半7分、右サイドからDF小林大智がクロスを上げると、新谷が両足のハイジャンプからヘディングシュート。ゴール左隅に流し込み、先制ゴールを挙げる。2試合合計も2-1で高知がリードした。
勢いに乗る高知は前半10分にもFKから決定機。MF高野裕維が蹴ったFKからPA左のDF中田永一が頭で折り返す。最後は再び新谷がヘディングで合わせるが、惜しくも2点目とはならなかった。
追いかけるYS横浜は少しずつ落ち着きを取り戻し、攻撃を仕掛けていく。前半31分にはFW脇坂崚平がPA左に入り込んで右足シュート。だが、小林のブロックに遭った。32分にはPA左手前でFKを獲得。MF奥村晃司の右足キックはクロスバーに直撃し、同点にはできなかった。
前半は高知が1-0で折り返す。ハーフタイムに両チーム交代はなかった。
後半は序盤からYS横浜がペースを握る。後半12分、奥村の縦パスに反応したMF橋本陸斗がPA左の深い位置まで進入。しかし、慌てずに振り切った左足クロスは味方に合わず。ボールはそのまま流れていった。
要所で隙を突いて反撃する高知は、後半17分にFW東家聡樹が右足ミドルを放つが、GK後東尚輝にセーブされる。22分には高野のFKからピッチ中央でパスを受けたDF吉田知樹が右ミドル。しかし、惜しくもゴール右外に外れていった。
後半26分、両チームが交代カードを切る。YS横浜は3枚替え。脇坂、MF菊谷篤資、DF花房稔が下がり、FWピーダーセン世穏、FW松村航希、DF土館賢人が出場する。高知は2枚替え。東家と、先制点を決めた新谷に代えて、FW小林心と内田が入った。YS横浜は34分に橋本を下げ、MF藤島樹騎也を投入している。
高知はYS横浜の猛攻をしのぎ、後半45分に勝利を決定づける。左サイドからカウンターを仕掛けた内田がPA左から右足シュート。ゴールに突き刺し、2-0と点差を広げた。
残り時間を守り切った高知が2-0で第2戦を制し、2試合合計3-1でJリーグ参入決定。来シーズンからJ3リーグで戦うことになった。一方、2011シーズンのJ3リーグスタートから所属し続けていたYS横浜はJリーグの会員資格を喪失。来シーズンはJFLでの戦いになる。
(取材・文 石川祐介)
●2024 J3・JFL入れ替え戦特集