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責任背負った横浜FM植中朝日「自分が最後に決めていれば」ACLE最終決戦で奮起誓う

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FW植中朝日

[4.20 J1第11節 浦和 3-1 横浜FM 埼玉]

 まさかのシュートミスに頭を抱えるしかなかった。後半39分、1点を負う横浜F・マリノスは右サイドを突破したFWヤン・マテウスのクロスをファーサイドのFWエウベルが折り返し、ゴール前至近のビッグチャンス。だが、FW植中朝日がかすかに合わせたキックは右に外れ、同点の絶好機を逃した。

 チームは後半43分、さらに失点を喫して1-3で完敗。植中は「自分が最後に決めていれば勢い的にも可能性があった。自分が迷惑をかけた印象」と敗戦の責任を背負いつつ、報道陣からの質問にも「振り返るも何も自分が決めるだけ。それだけです」ときっぱり言った。

 16日の清水戦(●2-3)後にはスティーブ・ホーランド前監督が解任され、この日はヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮を執ったが、成績が上向くことはなく、7試合勝ちなし(2分5敗)で最下位転落となった。

 それでも植中は内容面に目を向けて「失点しても選手は諦めていなくて、最後まで頑張っていた。そういうのは監督(キスノーボ氏)も試合前からずっと要求していたし、負けはしたけど、相手より悪いサッカーだったかというとそうではない」と強調。26日に始まるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルステージに向けた切り替えを誓った。

 21日にはサウジアラビアに出発し、心機一転の遠征がスタート。昨季の準優勝を知る植中は「あの悔しさはACLでしか取り返せないので頑張ってしっかり勝ちたい」と力を込め、「監督が変わってこの期間で監督の色を出せるかというとわからないので、選手・スタッフでバラバラにならずにどれだけ一体感を出せるかだと思う。死に物狂いでやっていきたい」と奮起を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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