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待望の9試合ぶり勝利にも「危機感のほうが強い」FC東京DF長友佑都に笑顔なし

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DF長友佑都

[4.25 J1第12節 FC東京 3-0 G大阪 国立]

 9試合ぶりの勝利にも笑顔は少なかった。FC東京DF長友佑都は「チーム全員で勝ち取った勝利。ただ、危機感のほうが強い。1勝しただけなので」と次の試合を見据えていた。

 FC東京は2月26日の第3節・名古屋グランパス戦以降勝利から遠ざかっていた。8試合連続未勝利のなかで迎えた国立競技場での試合で、相手はガンバ大阪。「いい守備から入ろうということは言っていた。泥臭く球際を戦って、そこから入らないと勝利を手にすることはできない」(長友)。果敢にせめぎ合うなかで、それでも終盤までスコアは動かない。

 後半41分にMF俵積田晃太が先制点を決めると、その後は8分間で2得点を追加。結果的に3-0で9試合ぶりの勝利を収めた。長友は「ボディーブローのように効いて最後仕留められた」と手応えを語った。

 今季3勝目を手にしたものの、それでもまだ降格圏から勝ち点2差の16位。勝ち点3を積み上げただけで状況は大きく変わっていない。「(8試合未勝利から)やっと抜けたけど、でもここで気を抜いていたらまた厳しい苦しい時期が来るかもしれない。切り替えないとだめ」。すでに中3日で訪れる次節・清水エスパルス戦に視線を向けていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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