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アジアの激戦から帰還、再スタート切った川崎F佐々木旭の熱さは冷めず「もっと厳しく強くならないといけない」

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DF佐々木旭

[5.11 J1第16節 鹿島 2-1 川崎F 国立]

 ACLEを準優勝で終え、リーグ復帰戦は黒星での再スタートとなった。川崎フロンターレDF佐々木旭は「おのおの感じるところはたくさんあったと思う。一人ひとりがそれをピッチで表現できればまた強いチームになる」と前を向いていた。

 アジア制覇に一歩及ばず、日本に帰還した。ACLEで好プレーを見せた佐々木は、鹿島アントラーズ戦でも魅せる。前半7分の右CKでニアサイドに入り込み、ヘディングシュートで今季初ゴールを沈めた。

「普段は(ニアに)入らないけど、今日は入っていいよと言われたので狙っていた」(佐々木)。大黒将志コーチの指示だと明かした先制攻撃は功を奏し、試合を優位に運ぶ。だが前半終了間際に追いつかれると、後半20分には逆転を許して敗戦。佐々木は「やっぱり決めるところで決めるだったり、相手より走るところで後半に差が出てしまった」と悔しさをにじませた。

 3日のACLE決勝を終え、サウジアラビアから帰還。約一週間を経て実戦に戻った。アジアの舞台を振り返り、佐々木は「海外の選手とやって色々感じたことはあった。もっと厳しく強くならないといけない」と総括。その熱さは消えることなく、鹿島戦でもFW鈴木優磨と激しくマッチアップする場面もあった。「やっぱり鈴木選手は強いし、すごくやりがいがある相手。やってて楽しかった」と充実の表情を見せた。

 再びアジアの舞台に戻る道のりは長い。それでも「あの悔しさを味わったからこそ、この試合に懸ける思いは強かった」と準優勝の経験は今後に生きていく。「また切り替えて次やっていければいい」。佐々木の目には新たな野心が燃えていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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