CB起用で鬼気迫る奮闘…鹿島の猛攻耐えた横浜FM松原健「今はただ勝ちたい気持ちを出すしか僕にはない」
DF
[5.25 J1第18節 横浜FM 3-1 鹿島 日産ス]
ボール保持率34%で割り切って戦った横浜F・マリノスが鹿島アントラーズを1失点に抑え、クラブ史上最も長く続いた連敗記録を7試合でストップした。守備の中心を担ったのは相次ぐ負傷者を受け、本職のSBではなくCBでスクランブル出場している松原健。「正直、自分たちがやりたいサッカーではないのは重々承知だけど、今はもうそういうことは言っていられない。1試合でも多くの勝ち点3が必要なので、そこはチーム全体で割り切ってやっている」。理想どおりの試合運びではないなかでも、相手の強みのクロス攻撃にことごとく立ちはだかる奮闘が際立った。
試合後、松原は「分析のところで相手のストロングポイントはわかっていたし、そこはすごく集中しようと試合前から話していた。相手のストロングポイントを消してこそ自分たちに運が回ってくるし、自分たちの流れも掴めてくる。そういうところを一つひとつやっていこうと話していた」と準備の重要性を強調。「どんな状況でも、たとえば味方が誰のマークを見るかがわかっていても、常に口うるさく言って確認する作業を90分間していた」と丁寧な声掛けへの手応えを語った。
FWレオ・セアラ、FW鈴木優磨らゴール前でターゲットになれる選手たちとのマッチアップは本職CBでも難しいタスク。それでも「今はただただ目の前の試合に対して勝ちたいという気持ちを出すしか僕にはない。自分の中でCBのセオリーをいま一度確認して、落とし込んでやっているだけ」と松原。「特に何がよかったかというとほぼほぼないけど、内容よりも結果が非常に大事なので、この試合に勝ててよかった」と謙虚に振り返った。
勝利が決まった瞬間、松原をはじめとした守備陣は揃ってピッチにうつぶせ、7連敗でもがいた日々の負担と重圧を感じさせた。「疲れたというよりもやっと勝てたという気持ちがあった」。終盤はDF植田直通もパワープレーに参加しており、一瞬のスキも許されない展開とあり、安堵の気持ちは大きかったようだ。
そこで感じた緊迫感も次の試合への財産。「相手がロングボールを放ってくるところで、もっともっと跳ね返さなきゃいけない場面はあった。なかなか跳ね返せずに押し込まれた部分があって、そこは自分としてもDFラインとしても課題が残るところだった。簡単に改善できるところではないけど、ゲーム運びのところも含めてミーティングで振り返れると思うのでやっていきたい」。勝って修正。ポジティブなサイクルへの充実感をにじませつつ、前を向いていた。
(取材・文 竹内達也)
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ボール保持率34%で割り切って戦った横浜F・マリノスが鹿島アントラーズを1失点に抑え、クラブ史上最も長く続いた連敗記録を7試合でストップした。守備の中心を担ったのは相次ぐ負傷者を受け、本職のSBではなくCBでスクランブル出場している松原健。「正直、自分たちがやりたいサッカーではないのは重々承知だけど、今はもうそういうことは言っていられない。1試合でも多くの勝ち点3が必要なので、そこはチーム全体で割り切ってやっている」。理想どおりの試合運びではないなかでも、相手の強みのクロス攻撃にことごとく立ちはだかる奮闘が際立った。
試合後、松原は「分析のところで相手のストロングポイントはわかっていたし、そこはすごく集中しようと試合前から話していた。相手のストロングポイントを消してこそ自分たちに運が回ってくるし、自分たちの流れも掴めてくる。そういうところを一つひとつやっていこうと話していた」と準備の重要性を強調。「どんな状況でも、たとえば味方が誰のマークを見るかがわかっていても、常に口うるさく言って確認する作業を90分間していた」と丁寧な声掛けへの手応えを語った。
FWレオ・セアラ、FW鈴木優磨らゴール前でターゲットになれる選手たちとのマッチアップは本職CBでも難しいタスク。それでも「今はただただ目の前の試合に対して勝ちたいという気持ちを出すしか僕にはない。自分の中でCBのセオリーをいま一度確認して、落とし込んでやっているだけ」と松原。「特に何がよかったかというとほぼほぼないけど、内容よりも結果が非常に大事なので、この試合に勝ててよかった」と謙虚に振り返った。
勝利が決まった瞬間、松原をはじめとした守備陣は揃ってピッチにうつぶせ、7連敗でもがいた日々の負担と重圧を感じさせた。「疲れたというよりもやっと勝てたという気持ちがあった」。終盤はDF植田直通もパワープレーに参加しており、一瞬のスキも許されない展開とあり、安堵の気持ちは大きかったようだ。
そこで感じた緊迫感も次の試合への財産。「相手がロングボールを放ってくるところで、もっともっと跳ね返さなきゃいけない場面はあった。なかなか跳ね返せずに押し込まれた部分があって、そこは自分としてもDFラインとしても課題が残るところだった。簡単に改善できるところではないけど、ゲーム運びのところも含めてミーティングで振り返れると思うのでやっていきたい」。勝って修正。ポジティブなサイクルへの充実感をにじませつつ、前を向いていた。
(取材・文 竹内達也)
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