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プロ2年目・川崎F神田奏真が待望J初先発で誓った決意「どんな形でも点を取ろう」、真価即発揮のJ初ゴール

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歓喜の輪に埋もれるFW神田奏真

[6.25 J1第15節延期分 川崎F 3-1 新潟 U等々力]

 Jリーグ初先発で実力を見せつけた。川崎フロンターレのFW神田奏真はJリーグ初ゴール。「やっぱりうれしいというのが一番」と率直な気持ちを語った。

 スタメン入りを知ったのは試合前日だった。そのことを耳にして誓ったことは「どんな形でも点を取ろう」。そして、有言実行となるゴールを生んだ。

 1-0で迎えた前半35分、川崎FはPA左角外でFKを得る。山本悠樹が蹴ったボールは、ゴール前にいた神田の頭上を越えてファーサイドのPA右へ。「自分の頭を越えた瞬間、信じて動き直すと意識していた」(神田)。DFジェジエウが頭で折り返すと、待ち構えた神田が確実に押し込んだ。

 プロ2年目の神田は、昨年11月26日のACLE・リーグフェーズ第5節でプロデビュー。後半アディショナルタイム3分過ぎにピッチに出ると、7分過ぎにはプロ初ゴールを挙げた。J1リーグでは24シーズン最終節に途中出場でデビュー。後半アディショナルタイムからの出場でプレー時間はわずかだった。

 今年に入って、U-20日本代表の活動では結果を出してきた。そして、川崎FでもACLE準決勝でプロ初先発。MF大関友翔とともに攻守に連動し、決勝進出に大きく貢献した。だが、リーグ戦では先発はなく途中出場が続く。5月11日の第16節以降は出場機会もなかった。

 ただ、そのときを待ち続けた。練習でも気持ちを高めて臨み続ける日々。「やり続けることが大事」。ピッチに立ったときに必ず結果を出すために、ひたむきにトレーニングを積んだ。

 ゴール直後にはアシストしてくれたジェジエウのもとに笑顔で駆けた。試合後は冷静さを取り戻し、慢心を見せない。「ひとつの自信にはなる。でも、これで満足していたらダメ」。次に出場したときも結果を出すために、すでに気持ちを切り替えていた。

(取材・文 石川祐介)


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石川祐介
Text by 石川祐介

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