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正式契約目前で選手側との連絡が途絶える…岐阜が異例の事態を報告

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岐阜が声明を発表

 FC岐阜は5日、元コートジボワール代表FWウィリアム・トギ(28)との契約に関し、公式サイトで声明を出した。

 クラブは4月20日に同選手の加入が内定したことを発表。メディカルチェックを経て正式契約を結ぶ予定としていた。

 今回の声明によると、クラブは4月20日に仮契約を締結。本人の加入意思も確認済みで、在留資格の申請や登録手続きも完了していた。

 ところが、残るは正式契約の署名のみという段階で選手側との連絡が途絶え、その後の進展も見られず。クラブは6月以降、日本サッカー協会(JFA)と連携して調査を進め、契約手続き上の過失はなかったと第三者機関から確認を得ている。

 そうした中で6月末、選手側から契約破棄の意向が示され、ルワンダのクラブと新たに契約合意に至った可能性があることが判明。岐阜は現在、選手代理人に説明を求めており、二重契約など重大な違反行為が確認された場合、国際サッカー連盟(FIFA)への提訴を含む法的措置も検討しているという。

 なお、同選手とは仮契約だったことから、金銭的損失は発生していないとのこと。クラブは今後も状況の進展に応じて報告を行う方針だ。

以下、岐阜の声明全文

ウィリアム・トギ選手との契約に関して

平素は、(株)岐阜フットボールクラブの活動にご理解、ご協力いただき誠にありがとうございます。
標記の件につきまして、ウィリアム・トギ選手との契約に関して経緯をご報告させていただきます。

この度、ウィリアム・トギ選手との契約に関して、ご心配をおかけしておりました件について、経緯をご報告させていただきます。

当クラブは2025年4月20日、ウィリアム・トギ選手と仮契約を締結し、本人からもチーム加入の意思を示す正式なコメントを受領いたしました。仮契約締結後、クラブは在留資格に関する申請や登録準備など、日本でのプレーに必要なすべての手続きを速やかに完了させておりました。
残るは正式契約の署名のみという段階にもかかわらず、選手側との連絡が途絶え、その後も進展は見られませんでした。

こうした状況を受けて、6月以降、日本サッカー協会(JFA)と連携のうえで事実確認を進めてまいりました。その過程で、クラブ側に契約手続き上の過失がないことが第三者機関の確認によっても明らかとなっております。

しかし、2025年6月末、当該選手より契約破棄の意向が示され、さらにルワンダ共和国のクラブと新たに契約合意に至った可能性があることが判明いたしました。

現在、当クラブは選手代理人に対し正式な説明を求めております。また、契約内容と照らし合わせ、二重契約などの重大な違反行為が確認された場合には、国際サッカー連盟(FIFA)への提訴を含めた法的措置を視野に入れ、厳正に対応してまいります。

なお、仮契約状況であったためクラブに金銭的な損失は発生していないことも併せてご報告させていただきます。
今後、進展があり次第、あらためて皆様にご報告いたします。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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