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3位と6位の上位対決、柏と広島は互いに決定機迎えるも決め切れずスコアレスドロー

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柏と広島は勝ち点1を分け合った

[9.23 J1第31節 柏 0-0 広島 三協F柏]

 23日に行われたJ1第31節、三協フロンテア柏スタジアムでは、柏レイソルサンフレッチェ広島が対戦。両チームに決定機は生まれるも、最後まで得点はできず、スコアレスで終わった。

 3位・柏(勝ち点55)は敵地での前節・C大阪戦(△1-1)から中2日で今節を迎える。そのC大阪戦の先発からは2選手を入れ替え、DFジエゴが14試合ぶり、FW垣田裕暉が2試合ぶりに起用され、垣田はシャドーに入った。

 16日にオーストラリアでのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第1節・メルボルン・シティ戦を、2-0で勝利した6位・広島(勝ち点51)。同一戦のスタメンからは2選手を変更し、DF塩谷司、ACLEで出場停止のFW{ジャーメイン良が名を連ねた。[スタメン&布陣]

 ともに3-4-2-1の布陣をしいたミラーゲーム。ポジションを自在に変えてボールを保持したい柏に対して、それを上回るアグレッシブな守備で自由を奪う広島。前半10分にはセットプレーの流れから、今年6月まで柏でプレーしていたFW木下康介がシュートを狙うが、ジャストミートできず。続く18分には右サイドを上がったDF佐々木翔が中央のジャーメインに入れると、ジャーメインはダイレクトで木下へ。シュートまで持ち込んだが、相手に当たってゴールポスト左へと外れてしまった。

 柏がチャンスをつくったのは前半24分、MF中川敦瑛がDF荒木隼人の縦パスをカットすると、サイドチェンジで右WBの原田亘に展開。持ち上がった原田は左足でシュートを狙うが、枠をとらえることはできなかった。

 33分には広島に決定機。相手PA内でMF山田雄士からボールを奪ったMF田中聡が、左足を一閃。しかし、ボールはゴールポストに阻まれてしまった。

 直後には柏にもチャンスが訪れ、MF小泉佳穂のスルーパスからジエゴが中央へ切り込み、右足で狙ったがゴールには至らず、スコアレスで最初の45分を終えた。

 後半10分、ロングボールを処理しようとしたDF杉岡大暉がPA内でハンドの可能性があり、主審によるオンフィールドレビューも行われたが、PKはなしの判定となった。直後に、この試合最初の交代が行われ、柏はFW細谷真大に代えてMF小見洋太を投入、さらに22分には原田、ジエゴの両WBを下げてDF片山瑛一とMF小屋松知哉を起用した。

 この試合最大の決定機は後半23分、小泉のスルーパスに抜け出た垣田がGK大迫敬介との1対1を創出したが、シュートはクロスバーに跳ね返された。

 広島の反撃は33分、自陣からのカウンターから最後は途中出場のFWヴァレール・ジェルマンがシュートまで持ち込み、枠を捉えたが、GK小島亨介が好守でゴールを許さない。

 互いに前がかりになった終盤には、柏の小屋松、杉岡のシュートが広島ゴールを襲ったが、GK大迫敬介がセーブ。43分には途中出場のFW加藤陸次樹のクロスのこぼれ球をジャーメインが頭で押し込もうとしたが、ゴールポストに当たって決め切ることができない。

 5分のアディショナルタイムでも決着はつかず、柏、広島ともに3試合連続の引き分けに。柏は勝ち点を56、広島は勝ち点を52とした。

(取材・文 奥山典幸)

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
奥山典幸
Text by 奥山典幸

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