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ルヴァン杯決勝で本格導入後初の“カメラ増”VAR運用!! 担当審判員がフィードバック「安心感があった」

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決勝の審判団

 日本サッカー協会(JFA)審判委員会は12日にメディア向けのレフェリーブリーフィングを開催し、ルヴァンカップ決勝では通常よりカメラ数が7台多い19台体制でVARの運用が行われていたことを報告した。

 Jリーグをはじめとする国内大会ではオペレーションの関係などから、中継カメラ数に関わらず試合前に決定された12のアングルのみVARが使えるようになっている。そうした中、Jリーグは今月1日にサンフレッチェ広島柏レイソルが対戦したルヴァン杯決勝では19台での運用を実施。リーグ側の決定によるものではあるが、佐藤隆治JFA審判マネジャーは「中継映像に流れて一般の方が見て『なんで?』と思ってもVARは(確認)できないことが起こりうるのでそういったところでの取り組みの一つ」と説明した。

 2019年のルヴァン杯初導入時は8台運用で、J1で本格導入した20年以降(20年はコロナ禍の影響で開幕節のみ導入)は最大12台での運用が続いており、佐藤氏によれば本格導入後のカメラ台数増加は初めて。VARらに最適な映像を見せるリプレー・オペレーターも通常1人のところ2人に増員して対応した。

 レフェリーブリーフィングではこの試合の先制点の場面が審判団の会話音声付きで紹介された。前半25分、広島DF中野就斗のロングスローをDF荒木隼人が頭で合わせた得点シーンで、DF佐々木翔や荒木のGK小島亨介に対するファウルの可能性でVARチェック。バックスタンド側からの映像やゴール裏ピッチレベルのクレーンカメラの映像といった決勝仕様のアングルも用いた上で最終的にゴールを認めていた。

 もっとも使用できるアングルが増えたことで、VARの「様々な角度から見たい」との思いからチェックの時間がやや長くなってしまったのは佐藤氏も認めるところ。それでも同氏は2週間前のリーグ戦(横浜FM対浦和)で発生したオフサイドの見逃しも踏まえながら、「たくさんの角度で撮っているところで、チェックのし忘れやカメラの選択をしていなかったということがないようにというところで少し長くなる」と慎重な確認に理解を示した。

 この試合ではPKの可能性など微妙な事象はなかったものの、VARを担当した福島孝一郎審判員からは「いろいろな角度から見るカメラがあると思えるのはVARとして安心。普段よりカメラがあるという安心感があった」とのフィードバックを受けたという。

 今後については予算やシステム面、リプレー・オペレーターの人数など様々な事情により未定で、JFA審判委員会はリーグの決定に合わせて対応していく予定。佐藤氏は「ひょっとすると今後もそういった試合が出てくるかもしれないけれど我々が決めることではないので、こういったカメラプランでやるというものに対してVARが対応する形で進めていく」と話した。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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