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横浜FMと柏は痛み分け、木村監督は判定に「意味分からない」

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[8.22 J1第23節 横浜FM1-1柏 国立]

 柏レイソルは数的優位を生かせず、1-1の引き分けに終わった。後半13分、MF山瀬功治が倒された場面でシミュレーションを取られ、2枚目の警告で退場に。数的優位に立った柏だったが、逆に攻めあぐねた。

 後半29分にはDF小宮山尊信がドリブルで持ち込み、横浜FMが先制点。それでも11人で負けるわけにはいかない柏も土壇場で意地を見せ、FWポポの右クロスがDF中澤佑二のオウンゴールを誘い、1-1で引き分けた。

 柏の公式サイトによると、ネルシーニョ監督は「選手たちは最後に盛り返してゴールを決めてくれた。そのリアクションを嬉しく思います。1週間で3試合というのは非常にハードでしたが、選手たちはとても頑張っていたし、今日のレイソルは負けるような試合をしていなかった」とコメント。連勝は逃したが、チーム状態には手応えを深めた様子だ。

 3試合連続無失点中の横浜FMだったが、終盤に4試合ぶりの失点。あとわずかのところで勝ち点3を逃した。スポーツニッポンweb版によると、中澤は「(失点場面でクロスが)来るのが分かっていた。だからこそ悔しい。10人で1点を奪って、理想的だったのに…」と悔しそう。

 これで6試合連続負けなし(2勝4分)となったが、木村浩吉監督は山瀬の退場について「意味が分からない。ああいうジャッジで試合を壊されるのは残念」と、高山啓義主審の判定に不満顔だった。

(文 西山紘平)

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