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痛恨敗戦にも甲府・安間監督「僕はあきらめの悪い人間」

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[11.21 J2第49節 甲府2-3湘南 小瀬]

 一時は2点差も追いついた。しかし、最後の最後で力尽きた。後半ロスタイムの失点で湘南に勝ち点3差を付けられたヴァンフォーレ甲府の3年ぶりJ1復帰は極めて厳しい状況となった。

 試合後の記者会見に臨んだ安間貴義監督は「僕が甲府に来て、選手にお願いしたことはなかったが、(試合後のロッカールームで)最後までうちらしくベストを尽くしてほしいとお願いした。最後まであきらめない。サポーターのためにも、スポンサーのためにも、2連勝して、最後までもつれさせていきたい」と気丈に語った。

 次節28日の岡山戦で引き分け以下に終われば、最終節を残して湘南のJ1昇格が決まる可能性がある。だが、岡山に勝てば、昇格争いの行方は最終節までもつれ込む。湘南の次節は翌29日ということもあり、岡山に勝ってプレッシャーを与えれば、何が起こるかは分からない。

 J1昇格の可能性が消滅したわけではない。「僕はあきらめの悪い人間なので、あきらめてない。甲府が前回、昇格したときも(3位が決まったのは)最終戦だった(その後入れ替え戦で柏に勝利)」。まずは残り2試合連勝すること。その上で湘南の結果を待つだけだ。まだ何も終わってはいない。

<写真>土壇場の敗戦に頭を抱える甲府FWマラニョン(11番)
(取材・文 西山紘平)

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