beacon

勝利もたらした稲本「ようやくフロンターレの一員に」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.6 J1第1節 川崎F 2-1 新潟 等々力]

 等々力陸上競技場に集まった川崎フロンターレサポーターに、川崎F・稲本を強く印象づけた。1-0とリードして迎えた前半22分、川崎Fはレンヌから加入したMF稲本潤一がセンターサークルで相手パスをカット。すると力強いドリブルで前進し、クロスしながら右サイドのスペースをついたFW黒津勝へスルーパス。これを黒津が決めて、川崎Fは貴重な2点目を奪った。
 
 川崎F公式サイトによると、高畠勉監督は「攻守にわたって舵取り役、核になる選手ということで獲得したわけですが、その期待通りに活躍してくれたと思います」と稲本を絶賛。一方、9年ぶりのJ復帰戦を白星で飾った稲本は「クロ(黒津)のゴールは奪った時点で数的優位だったので、イメージはあった。ただ、相手のミスからで、ただそれだけ」と謙遜しながらも「リーグ開幕戦で勝利を挙げることができて、ようやくフロンターレの一員としてスタートラインに立った感じがする」と喜んだ。

 2月23日にアウェーで行われたAFCチャンピオンズリーグの城南一和(韓国)戦は0-2で完敗。それだけに9日のACL・北京国安(中国)戦は絶対に負けられない試合となる。「いい準備をするために反省すべきところ反省していいコンディションで試合に臨めるようにしたい」と意欲を見せた。

(文 吉田太郎)

TOP