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鹿島vs清水 試合後の選手コメント

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[10.2 J1第25節 鹿島1-1清水 カシマ]

 J1第25節は2日、各地で7試合を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラーズ清水エスパルスが対戦。清水は前半11分、MF小野伸二の移籍後初ゴールとなるミドルシュートで先制したが、鹿島も後半8分にDF岩政大樹がCKから同点ゴールを決め、1-1の引き分けに終わった。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●DF伊野波雅彦
―前半はチームとしてミスが多かったが、プレッシャーが原因か?
「プレッシャーはないと思う。単なる自分たちのミス。すぐ簡単に改善できる。プレッシャーというより自爆した。失点以外はそんなにやられているところはなかった。そこから取り返せる場面もあったし、そこで挽回できたのはよかった」
―残り9試合で勝ち点9差となったが、危機感は?
「危機感はあるけど、危機感を持ったからと言って変わるものでもない。やれることをやらないとしょうがない。そういうことを考えるより、今日出たパスミスは改善できる。失点したからと言って、ああいう縦パスを狙うのをやめたらダメ。選択する場所を間違えないようにしたい。浮かす選択もあったし、選択肢はいっぱいあった」
―4日から代表合宿が始まるが?
「一番初めの合宿なので、練習から自分の持ち味を出していきたい。自分のできるところをまずアピールして、守備だけでなく、攻撃にも絡んでいきたい」
―アルゼンチンのイメージは?
「ドリブルのうまい選手が多いし、1対1の状況が増えると思うので、そういうところで止められればいいと思う」
―マッチアップしたい選手は?
「だれが来ても知っている選手が多いし、だれとやっても楽しみ」
―止める自信は?
「あります」

●DF岩政大樹
―優勝の可能性が遠のいたが?
「可能性があるかないかを考えるのは皆さんの仕事。僕らは次の試合に向けて準備するだけ」
―得点シーンは?
「ミツ(小笠原)は常に相手の隙を突く選手。何度もああいうタイミングで僕も点を取っている。僕とミツにしか分からない部分もある」
―なかなか相手を崩せなかった。
「グラウンドが悪いので、前半みたいに丁寧につないでいっても、FWのところで収めるのが難しいし、崩し切れずに結果的に相手にいい位置でボールを取られる。つないで崩す、プラス、ダイレクトに相手ゴールに迫るプレーを狙っていた」

●DF新井場徹
「引いた相手をどういう風に崩していくか、選手でハーフタイムに話したけど、セットプレーからの1点しか取れなかった。結果的には引き分け。まだまだやることがあるなと思う」
―名古屋との勝ち点差が9に開いたが?
「勝ち点差を計算する必要はない。目の前の1試合1試合で勝ち点3を狙うだけ。勝ち点差は関係なしに、目の前の試合に勝って、相手がどうなるかを願うだけ。目の前の試合に集中したい」

<清水>
●FW岡崎慎司
「チームが勝つために気持ちが入っていた。勝てなかったのは残念だけど、これからいいサッカーをするための試合にはなった。一歩一歩いい方向に向かっているし、ポジティブに考えたい」
―今度は代表合宿だが?
「ようやく夏も終わって涼しくなってきた。自分も動けるし、いいプレーができると思う。アルゼンチン戦、韓国戦でゴールを決めたい」

●MF小野伸二
「とにかく勝つことしか望みはなかった。前回のナビスコで負けて帰ってきて、みんな中2日で疲れもあったと思うけど、勝ちたい気持ちを強く感じた。自分がその試合に行かなかった分も、今日の試合で助けになればと思っていた」
―立ち上がりに先制点を決めた。
「いい形でみんな体が動いていて、先制点を取っていいムードになった。(ゴールシーンは)パスコースもあったけど、ここは一発狙ってみようかなと。そういう気持ちが結果につながったのはよかった。いいコースにいったけど、止められるかなと思ったので、入ってビックリした」
―移籍後初ゴールとなったが?
「相手が鹿島で、そういう中で点が取れたことは自分にもプラスになる。勝てなかったことは残念だけど、次の試合はすぐに来るし、集中していきたい」
―セットプレーから失点した。
「一瞬だけど、みんな目を離してしまった。小さな問題だけど、結果的に大きな問題になる。最後まで気を抜かないようにしないといけない」
―今季初ゴール。
「1点で終わらないようにしないと。残り9試合あるし、ナビスコ杯もある。準備して、いいサッカーをして、勝ち点3を取れるようにやっていきたい」
―本田からのアシストだったが?
「代表に入るレベルはもともと持っていた。自分が清水に来てから一番成長したというか、(藤本)淳吾や兵働、オカ(岡崎)も、いい選手がどんどん育っていると思う。代表という高いレベルでいろんなことを学んで、チームに還元してくれればと思う」

●MF本田拓也
―先制点の場面は伊野波のパスをカットした。
「(鹿島が)右から左に展開していたところで、中央にスペースが空いていた。たぶんそこからくさびのボールが入ってくるだろうなと思った。ボールを取ったら、とりあえず(小野)伸二さんが見えて、ダイレクトで預けようと思っただけ」
―ザッケローニ監督も視察していたが?
「攻撃でミスが多かったけど、守備はそれなりにできた。清水と代表ではサッカーが変わると思うし、しっかり対応したい」
―1-1という結果は?
「入りとしては気持ちも入って、球際もいけていた。名古屋戦も同じような試合をしていたけど、1点取られたあと大敗した。今日は1点取られても集中できたというのは変わってきている。同じことを繰り返さなくてよかった」
―前の試合よりも進歩している?
「名古屋戦、広島戦の反省を監督も入って話をして、それはよかったと思う。でも、いくら話し合っても最後は球際の部分。今日はみんなゴール前で体を張ってやれていた。あと2点取られてもおかしくなかったけど、そこで耐えられた。逆に僕らもあと2点ぐらい取れていてもよかったけど、鹿島もしっかり守っていた。球際で勝たないといけないし、走れないといけない。今日はいい試合だったと思う」
―4日からは代表合宿だが?
「初めてで不安もあるけど、同年代の選手もいるし、楽しんで、いい刺激をもらって来れれば。とりあえず釣りに行けないのが残念です(笑)」

(取材・文 西山紘平)

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