横浜F・マリノスから戦力外通告を受け、新天地を探していた元日本代表DF松田直樹が、JFLの松本山雅FCに移籍する。9日に両クラブから正式発表された。松田は2010年シーズン序盤は怪我で離脱していたが、夏場に復活を果たし終盤はボランチ、CBとしてレギュラーに君臨していた。しかし、若返りを目指すチーム事情もあって横浜FMから契約を更新しないことが発表されていた。
　松田は横浜FMを通じて「16年間を共に過ごしたクラブ、スタッフ、そして全てのチームメートに、感謝の気持ちしかありません。横浜F・マリノスのことを、これかもずっと応援していきます。2011シーズンからは松本山雅で、大好きなサッカーを通じて自分を表現し、感動させていきたいと思います。本当にありがとうございました」と挨拶している。
　松本山雅FCは長野県松本市に本拠地があり、将来のJリーグ昇格を目指すクラブ。JFLながらホームゲームの平均観客動員が5000人を超えるなどサポーターも熱い。松田はJリーグに昇格させるという“やりがい”やチームビジョンに感銘を受け、移籍を決断したとされる。なお、松本山雅側からはコメントが発表されていないが、11日に東京都内で入団会見が行われる。“愛される男”松田は松本をさらなる熱狂に包む。
以下、プロフィール
●DF松田直樹
■生年月日
1977年3月14日(33歳)
■出身地
群馬県
■身長/体重
183cm/78kg
■経歴
前橋育英高等学校-横浜マリノス/横浜F・マリノス
■2010年出場成績
リーグ戦16試合出場1得点
カップ戦3試合出場0得点
天皇杯3試合0得点
■通算
リーグ戦382試合出場17得点
カップ戦82試合出場9得点
天皇杯25試合1得点
■国際Aマッチ
40試合1得点
■受賞歴
2000年
Jリーグベストイレブン
2002年
Jリーグベストイレブン
以上

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