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[PSM]鹿島は新加入MF本田ら日本代表も出場、伊野波「海外組に負けたらいけない」

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[2.19 いばらきサッカーフェスティバル 鹿島3-0水戸 カシマ]

 アジア杯2011で日本代表の優勝に貢献した鹿島アントラーズDF岩政大樹伊野波雅彦、MF本田拓也の3選手が出場。3選手は宮崎キャンプ中の14日にチームへ合流したばかりだが、岩政がCBで先発フル出場したほか、伊野波、本田も途中出場で3-0の勝利に貢献した。

 3シーズンを過ごした清水エスパルスから加入した注目のMF本田は、後半11分からボランチで出場。27分には右サイドを駆け上がった伊野波へ絶妙なコントロールのパスを通して決定機を演出すると、34分には強烈な右足ミドルを放ち、サポーターを沸かせた。

 合流直後のため、まだチームとともにトレーニングした時間は少ない。それでもこの日は「周りの選手が上手い」という鹿島の中で、細かく動き直しながらポジションを取り、再三オーバーラップするSBのフォローを欠かさず行うなど、チームの戦術を理解した動きで順応性の高さ示した。

 本田本人が課題としていたのは「球際でもっといきたい」ということ。運動量を生かしたアグレッシブなディフェンスが持ち味だが、単独でプレッシャーをかける訳にはいかないため、周囲の動きをより理解したうえで自分の良さを発揮していくことが必要となる。「まだ上手くできていないけれど、縦のボールも狙っていきたい。これからもっとやっていく」。

 伊野波はメンバーが大きく入れ替わったチームについて「新しい選手がいっぱい入ってきた。確認するうえでいい試合だったと思う。チームのベースは変わらないので早く馴染みたい。(現在は)守備も攻撃も8割程度。ボク自身も、チームとしても100%に近づけるように一生懸命頑張りたい」。この日は先発を外れたが、開幕へ向けてチームとともに状態を上げていく。

 世界王者・インテル(イタリア)へ移籍したDF長友佑都をはじめ、シュツットガルト(ドイツ)で欧州デビューを果たしたFW岡崎慎司ら海外組の活躍は、ともにアジア杯を戦った日本代表メンバーたちの刺激になっている様子。伊野波は「代表選手が海外で活躍している。負けたらいけないとボクも感じている」と意気込み、Jの舞台で負けない活躍をすることを誓っていた。

[写真]鹿島は日本代表3選手が出場。新加入MF本田も途中出場
(取材・文 吉田太郎)

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