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鹿島が開幕戦以来の3発で仙台下す!!5戦ぶりの完封勝利

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[7.17 J1第5節 鹿島3-0仙台 カシマ]

 鹿島アントラーズが仙台を3-0で下し、5試合ぶりの勝利を飾った。ここ2試合連続で逆転負けを喫していたが、開幕戦・大宮戦(3-3)以来の3ゴールと攻撃陣が奮闘。守備陣もこれに応え、6月22日の神戸戦以来、5試合ぶりの完封勝利を収めた。

 前節から中3日で迎えた一戦。鹿島はFW田代有三が2戦ぶりの先発を果たし、FW興梠慎三と2トップを組んだ。また、5試合連続先発中だったDF西大伍はベンチスタート。右SBに新井場徹、左SBにアレックスが入った。

 最近2試合と同様、早い時間に先制点を奪った。前半13分、MF野沢拓也の左CKをニアサイドのMFフェリペ・ガブリエルが頭で流し、MF増田誓志がヘディングシュート。増田の今季2点目となるゴールで先制した。さらに同18分、ロングボールに田代が競り勝つと、こぼれ球を拾った野沢がドリブルで持ち込み、右足でシュートを決め、2-0とリードを広げた。

 後半に入っても鹿島の勢いは止まらない。相手がリスクを負って、攻めにかかってきたところを見逃さなかった。後半14分、カウンターのチャンスにドリブルで駆け上がった興梠がスルーパス。これに抜け出した田代がPA内でDFを2人かわす。最後はGKも振り切り、左足を一閃。ダメを押す3点目を奪った。

 その後は後半30分に興梠に代えてMF青木剛を投入。田代の1トップへ布陣を変更し、守備を固めた。そのまま逃げ切った鹿島が3-0勝利。ここ4試合で2分2敗と勝ちきれない試合が続いていたが、5試合ぶりの白星を手に入れた。

 先制点を決めた増田は試合後のインタビューで「やっと、やっと勝ったという気持ちです……」と安堵の表情。次戦は快進撃をみせる柏が相手となるが、「どの相手だろうが、きょうのように攻守一体となって、勝ち点3を取りたい」と力を込めた。5戦ぶりの完封勝利に加え、開幕戦以来、実に133日ぶりの3得点。この勝利をきっかけに巻き返しを図りたい。

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