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神戸が鹿島MF野沢の獲得を発表!!

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 ヴィッセル神戸は28日、鹿島アントラーズからMF野沢拓也を完全移籍で獲得したと発表した。神戸はこれで鹿島からはFW田代有三に次いで2人目の獲得となる。

 鹿島一筋、鹿島の黄金期を支えたMFが移籍を決断した。ジュニアユース時代から鹿島で育ち99年にトップ昇格してからは、得意のプレースキックなどでチームを何度も救い、リーグ戦通算254試合出場50得点を記録するなど鹿島を象徴する選手の一人だった。

 クラブを通して野沢は「この度、神戸でプレーすることを決断しました。自分の経験を生かして、クラブの目標であるタイトルを目指し、チームのために汗をかき、努力をし、戦います。応援よろしくお願いします」とコメントし意気込みを語っている。

 また鹿島を通じては「僕はジュニアユースからユース、そしてトップチームとアントラーズでプレーしましたが、全てが順風満帆ではなく、葛藤、不安、緊張、プレッシャーのなかでサッカーをしてきました。偉大な背番号8番をもらったことは大きな喜びでしたが、一方でそれは大きな重圧でもありました。その責任を果たすため、できる限りのことをしてきたつもりです。悩みに悩んで移籍を決断しましたが、これからの人生は、さらにプレッシャーや不安でいっばいです。良くも悪くも、遠まわりしてもいい、それが糧となり財産にもなり、僕の人生は常にそうだったと思います。新天地ではアントラーズの素晴らしさを伝えつつ、もう一度チームの為に努力し、汗をかき、戦います。長く険しい道のりだけど、それらを力にかえて覚悟をもって戦います。最後になりますが、アントラーズをサポートしてくださるスポンサーさん、選手が最高な環境でできる為に頑張っている会社の皆さん、スタッフ、特に12番サポーターの皆さんに、苦しい時幾度となく助けてもらい、自分の成長も、皆さんと「時には怒り、悲しみ、笑顏、喜び」があり、一緒に戦ってきました。横断幕と応援歌、すごく嬉しかったです。ありがとう。そして、日々共に努力し、競い合い、汗を流しあったチームメイトのみんな、サッカーは一人ではできません。みんながいるから成長できたことを誇りに思い、感謝しています。アントラーズに在籍して今日までの17年、ここまで育ててくれてありがとうございました」とコメントし決断に至るまでの苦しみや感謝の言葉を口にしている。

以下、クラブ発表のプロフィール

MF野沢拓也
(Takuya NOZAWA)
■生年月日
1981年8月12日(30歳)
■身長/体重
176cm/70kg
■出身地
茨城県笠間市
■チーム歴
稲田サッカースポーツ少年団(茨城県)
1994~1996:鹿島ジュニアユース
1997~1999:鹿島ユース
1999:CFZド・リオ(ブラジル)
1999~2011:鹿島
■通算出場歴
J1リーグ戦:254試合出場50得点
カップ戦:43試合出場7得点
天皇杯:34試合出場10得点
■2011シーズン
リーグ戦:34試合出場6得点
カップ戦:3試合出場0得点
天皇杯:2試合出場1得点
■代表歴:
U-19日本代表(2000年)
U-21日本代表(2002年)
日本代表(2006年)

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