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鹿島ユースから昇格の3選手が1年目の誓い、背番号18の中川「目標は10得点」

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 鹿島ユースから鹿島アントラーズのトップチームに昇格したMF宮内龍汰、FW中川義貴、DF鈴木隆雅の3選手が24日、新体制発表・新人選手記者会見に出席し、プロ1年目の意気込みを語った。

 169cmの宮内は「目標は遠藤康選手。身長は(168cmと)低くても、キープ力があって、パワフルなシュートも打てるし、尊敬しています」と、チームメイトとなる先輩の名前を挙げ、「豊富な運動量でアグレッシブにプレーするところを見てほしい」と抱負を述べた。

 全国リーグ昇格を決めた昨年12月17日のプレミアリーグ参入戦2回戦・星稜戦で右足首を脱臼した中川は松葉杖姿で会見に臨んだ。患部をボルトで止める手術を受け、当初は全治3か月と診断されたが、今月27日にはボルトの除去手術を受ける予定で、「自分は回復力があるので、2か月ぐらいで復帰できると思う」と早期復帰に意欲を見せた。

 高卒ルーキーながら背番号18を任され、「マルキーニョス選手や(鹿島ユースの)熊谷浩二コーチが付けていた18番。大きいと思うけど、それに負けないぐらい活躍したい」と決意を口にすると、「1年目の目標は10得点。マルキーニョス選手よりもいい選手になれるようにがんばりたい」と力を込めていた。

 世界8強入りを果たした昨年のU-17W杯に出場した鈴木はFWからDFまでこなせるユーティリティー性が持ち味。「SBをやりたいと思ってはいるけど、ポジションにこだわりはない。試合に出ることが大事」と意気込む。

 U-17W杯はグループリーグ初戦のジャマイカ戦こそ先発したものの、その後はグループリーグ最終戦のアルゼンチン戦に途中出場しただけ。「個人的には悔しい大会だった。ずっとレギュラーで出ていて、10番も付けながら最後に外されて……。でも、その悔しい気持ちをバネにして、『あの大会があったから今がある』と言えるようにしたい」と誓うと、「U-19も五輪もある。そこに入っていけるようにがんばっていきたい」と力説。鹿島から今秋のAFC U-19選手権、来年のU-20W杯、さらには2016年のリオデジャネイロ五輪を目指していく。

[写真]鹿島ユースから昇格した左からDF鈴木隆雅、FW中川義貴、MF宮内龍汰

(取材・文 西山紘平)

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