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F東京・ポポヴィッチ監督「楽しむことがタイトルにつながる」

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 昨シーズン、J2の頂点に立ち、天皇杯を制したFC東京。彼らにとってタイトルのかかった大一番は、同時にJ1クラブに対して自分たちの力がどれだけ通じるか、腕試しの一戦にもなる。

 今季からチームを率いるランコ・ポポヴィッチ監督は「チームにとって最初の試合。まだ自分たちのやりたいことが、完璧にできるはずはありません。その中で大事なのは、自分たちが試合開始から集中して、これまでやってきたことをやりとおせるかどうか」と語る。

 対戦する柏について「ネルシーニョ監督の下、3年間やってきて成熟しているチーム。一度は降格しながらも、J2を勝ち進み、J1でも結果を残しました。彼らがやってきたことは日本の多くのクラブにとって、見習うことが多い。特に今季J1に昇格する私たちは、見習わないといけません」と敬意を示した。その上で「選手たちが相手に対して、強いところと戦うからとプレッシャーに感じてほしくない。良い緊張感を持って戦えば、トロフィーに近づくはずです。自分たちの力を出し切ること、そして楽しんでやること。そうすればサポーター、ファンに喜んでもらえる結果が出るはずです」と、勝つためのポイントを語った。

 DF森重真人は、J1王者との対戦にも、臆するところはない。「楽しみです。自分たちの力が、どこまで通用するか試したい。チャレンジすることが大切です。ミスも起こると思うけど、そういうこともリーグ戦に向けての収穫になります。とにかく、チャレンジすること。チャレンジをしないと課題も見えませんからね。監督が表現しようとしているアグレッシブな攻撃サッカーができれば、必ず勝てる。明日はそれを表現するだけです」と初陣に向けて意気込みを語った。

 J1昇格、即J1優勝を果たした相手に勝てば、勢いに乗れるはず。そして、新監督を迎え、取り組んできた攻撃的サッカーが、どの程度の完成度なのか。それが明日、国立の舞台で、明らかになる。

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