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京都がサヌの移籍後初弾などで甲府に3発完勝

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[5.6 J2第13節 甲府0-3京都 中銀スタ]

 J2の第13節が6日に各地で行われた。6位京都サンガF.C.は敵地で5位ヴァンフォーレ甲府と対戦し、3-0で完勝した。首位と勝ち点4差の勝ち点「22」で並ぶチーム同士の一戦。京都が勝ち点3を上乗せし、順位の入れ替えに成功すると上位戦線に踏みとどまった。連勝を飾った京都は3戦負けなし(2勝1分)。対する甲府は3戦勝ちなし(2分1敗)と調子を落としている。

 京都はこれまでの4バックではなく、3バックを採用。最終ラインには安藤淳、バヤリッツァ、福村貴幸が入った。対する甲府はFW青木孝太が初先発。J2得点王のFWダヴィと2トップを務めた。

 試合は前半4分に早くも動く。FWサヌが右サイドへ展開。これを受けたMF中村充孝が前線へ走り込んだFW宮吉拓実へ縦パス。抜け出した宮吉が右サイドから仕掛けて、クロスを入れた。ゴール前へ詰めていたサヌがダイレクトで豪快なシュートを叩き込んだ。京都がサヌの移籍後初ゴールで先制に成功した。

 甲府はなかなかチャンスを作ることができず。MFピンバの左クロスにダヴィが飛び込み、ヘディングシュート。これがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。得点には認められなかった。青木もドリブルで仕掛けようとするが、効果的な攻撃はみせることはできず。京都リードの1-0で前半を折り返した。

 後半に入っても京都の勢いは止まらない。後半開始から中村に代えて、DF黄大城を投入。すると開始直後に黄がこの起用に応えた。後半5分、黄が絶妙な左クロス。走り込んだMF中山博貴が左足シュートを決め、2-0と差を広げた。京都はすかさず2枚目の交代カードを切る。守りに入らず、サヌに代わってFW原一樹をピッチへ送った。

 すると後半23分、1本のパスからダメ押しの3点目を奪ってみせる。右サイドの安藤が前線へロングボール。抜け出したのは宮吉だった。浮き球のロングパスを冷静にコントロールすると、PA右へ進入して、シュートを決めた。3-0と試合を決定づける。そのまま逃げ切った京都が完勝を収めた。

 一方の甲府は後半開始と同時に、青木に代えてFW永里源気を投入。その後もFW高崎寛之、MF堀米勇輝など、次々と攻撃のカードを切ったが1点が遠く。高崎のシュートはサイドネットへ外れ、零封負けとなってしまった。

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