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津田のバースデー弾で徳島が追いつき、熊本とドロー

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[5.6 J2第13節 徳島1-1熊本 鳴門大塚]

 前節で10戦ぶりの白星を手にした16位徳島ヴォルティスはホームで19位ロアッソ熊本と対戦し、1-1で引き分けた。先制されるも、途中出場のFW津田知宏が同点弾。きょう6日が26歳の誕生日の津田がゴールを奪い、引き分けに持ち込んだ。

 故障から復帰後、5戦ぶりの出場でゴールを決めた津田だったが、試合後は「もう1点取れなかったことが悔しい」と唇を噛んだ。「僕が入る前から流れは良くなっていたので、1点が取れたのは良かったのですが……」逆転できなかったことに悔しさをにじませた。

 試合が動いたのは後半だった。徳島が迎えたチャンスシーン。DF三木隆司からのパスをFWキム・ジョンミンが落とし、左サイドへ展開する。これをPA内左のFWジオゴがシュート。惜しくもポスト右を叩いた。決定機を逃すと、一転してピンチを迎える。後半9分、MF市村篤司にドリブルで持ち込まれる。PA右での切り返しでDFがかわされると、左足シュートを許す。これがゴールネット左へ吸い込まれ、熊本に先制された。

 追いつきたい徳島は後半15分、キム・ジョンミンに代わって津田をピッチへ送る。さらに同24分には三木に代えて、MF濱田武が出場した。すると後半35分に待望のゴールが生まれる。中央でボールキープしたMF花井聖がPA内右へスルーパス。抜け出した津田がGKをかわすと、相手選手3枚ともつれ合いながらも必死にシュート。これが決まり、1-1に追いついた。そのまま試合は終了。逆転をめざす徳島だったが、追加点はならず。勝ち点1を分け合う結果となった。

 とはいえ試合後、徳島の小林伸二監督は「いい流れのなかでの失点だったが、そこから切り替えてえぐる動きをつくって追いついてよかった。へこたれずに点を取って盛り返したことは良かった」とドローという結果にも納得した表情。「この勝ち点1は大きい」と手ごたえを語っていた。

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