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横浜FMは札幌に競り勝ち3連勝、谷口がホーム2戦連発の決勝点

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[5.6 J1第10節 横浜FM2-1札幌 日産ス]

 J1の第10節が6日に各地で行われた。13位横浜F・マリノスはホームでコンサドーレ札幌と対戦し、2-1で競り勝った。今季公式戦初勝利となった神戸戦(3-1)、前節・浦和戦(2-1)に続いての3連勝を飾った。一方、前節のC大阪戦(1-0)で今季初勝利を手にした札幌だったが連勝はならなかった。

 開始直後から横浜FMが積極的に攻めかかった。前半14分には、ドリブルで駆け上がったMF中村俊輔が自らシュート。これはポスト右へ外れた。すると同22分、果敢に攻める横浜FMの攻撃が実り、先制に成功した。MF齋藤学が右サイドのFW小野裕二へパス。小野の右クロスからゴール正面のFW大黒将志がシュートを狙うが、GKに弾かれる。しかし、こぼれ球に齋藤が粘ると最後はPA左へ走り込んできた中村が左足を一閃。1-0とリードを奪った。

 押される時間の続く札幌だったが、サイド攻撃から粘りをみせて、すかさず追いつく。前半27分、DF日高拓磨の右クロスからゴール前混戦。流れたボールを拾ったDF岩沼俊介が左サイドからシュート性のクロスを入れる。これに飛び込んだのがMF古田寛幸だった。DFドゥトラの背後に回ると、ファーサイドで必死に足を伸ばして右足シュート。1-1と同点に追いついた。前半を折り返す。

 後半に入っても横浜FMは攻撃の手を緩めない。後半11分にはMF兵藤慎剛に代えて、MF谷口博之。同20分には大黒に代えて、FWマルキーニョスをピッチへ送った。すると谷口が前線で身体を張って幾度も仕掛ける。同28分には中村の右クロスに飛び込んでヘディングシュート。これはわずかにポスト左へ外れる。

 すると後半35分、ゴール正面でパスを受けたマルキーニョスが左サイドの小野へパス。小野の左クロスに飛び込んだ谷口がヘディングシュート。これがゴールネットを揺らし、2-1と2度目のリードに成功した。最後まで攻めの姿勢を貫いた横浜FMが逃げ切り、2-1の勝利。試合を通じてのシュート数でも21本と札幌の3本を大きく上回り、勝ち点3を手に入れた。

 試合後、決勝点を決めた谷口は「裕二(小野)からいいボールがきて、(自分の)デカい頭に当たって良かった」と満面の笑顔。「3連勝したので、ここから4連勝、5連勝とできるように頑張ります」と力を込めた。また先制点を決めた中村は「今までなかなか勝てていなくて、大勢のファンの前で勝つことができて嬉しい」と泥沼脱出の3連勝に安どの表情を浮かばせた。

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