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神戸・西野新監督就任会見「もう一度アジアの頂点に立ちたい」

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 19日、ヴィッセル神戸西野朗監督の就任を発表し、同日に都内のホテルで就任会見を行った。西野監督は会見で「もう一度アジアの頂点に立ちたい。それを実現できるクラブだと思うし、自分も着実にやっていきたい。日本人の監督で誰よりもそういう(ACLでの)経験をさせてもらってきたので、それをすべてヴィッセル神戸にぶつけていきたいなと思います」とコメントした。

 この日に行われたJ1第12節の広島戦に2-3で敗れた神戸は、現在5勝7敗で11位。今シーズンはACL出場権獲得を目指し、DF高木和道、MF橋本英郎、MF野沢拓也、FW田代有三らを補強したが、思うような結果を得られていなかった。

 02年にG大阪の監督に就任した西野氏は、05年のJリーグ制覇を皮切りに、07年にナビスコ杯優勝、08年にはACL優勝、天皇杯優勝、09年にも天皇杯連覇と数々のタイトルをもたらし、クラブをJ屈指の強豪に仕立てあげた。自身も08年にAFC年間最優秀監督賞を受賞している。チームの立て直しを期待されるが、新監督は具体的な目標を掲げるのは、チームに合流してからと話した。

「すべて選手に会ってから、スタッフに会ってからというところでの判断になります。正確に(目標設定を)しないといけないと思っていますし、(補強や整備が)必要であれば、積極的に、遠慮なく(三木谷会長に)要求していきたいなと思います」

 現場を離れていた約半年を「自由がこんなに苦しいとは思わなかった。プレッシャーがない自分の体は、毎日のフィット感がなかった。芝生の上にいる自分が一番フィットしているのかなと感じました」と振り返った。監督は、明日20日にクラブハウスで選手、スタッフに挨拶し、22日の練習から指揮を執る。西野監督の下、神戸がどのように変わっていくか注目が集まる。

(取材・文 河合 拓)

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