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4発勝利の仙台が4戦ぶり白星で首位キープ、名古屋は今季初の零封負け

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[5.19 J1第12節 仙台4-0名古屋 ユアスタ]

 ここ3試合勝ちのない(2分1敗)、首位ベガルタ仙台はホームで名古屋グランパスと対戦し、2-0で勝利した。4試合ぶりの勝利で勝ち点3を上乗せすると、2位以下との勝ち点差を5差に広げた。一方の名古屋は終盤にはDF田中マルクス闘莉王がパワープレーで上がったが得点ならず。今季初の無得点で試合を終えた。

 前半23分、名古屋にアクシデント。ドリブルで仕掛けてきたMF富田晋伍を止めようとしたMFダニルソンが右足を痛めてしまう。代わってMF吉村圭司がピッチへ送られた。序盤から直接FKなどで積極的にゴールを狙っていたダニルソンだが負傷交代を余儀なくされた。その後、果敢に仕掛ける名古屋だったが、1点が遠い。前半26分には右サイドから仕掛けたFWケネディがFW玉田圭司とのパス交換から、シュートを狙う。これはポスト右へ外れた。

 すると前半38分、仙台がワンチャンスをものにして先制に成功。FW赤嶺真吾の縦パスに抜け出したMF関口訓充がPA左の角度がない位置からシュートを放つ。これはGK楢崎正剛の弾かれるも、こぼれに走り込んだMF梁勇基が左足シュート。先発復帰した梁が吉村にマークされながらも落ち着いてシュートを決めた。梁の今季初得点で仙台が1-0とリードを奪った。

 さらに前半終了間際には追加点。前半ロスタイム4分、梁の左CKにファーサイドの赤嶺が頭で合わせた。これがDF増川隆洋の足に当たるとオウンゴール。ラッキーな形で2-0と差を広げた。そのまま前半を折り返す。

 後半から名古屋はMF田口泰士に代えて、FW金崎夢生を投入。それでも流れは変えられず。後半15分には玉田に代えて、DFダニエルが出場。この交代により、ダニエルが最終ラインに入ると闘莉王が前線へ上がった。同17分には左クロスに飛び込んだ闘莉王がヘディングシュート。これは枠を捉えることはできない。1点が遠い。

 対して2点リードの仙台は後半29分から立て続けに選手交代。すると終了間際に一気に2点を追加する。後半42分、ドリブルで仕掛けてきた闘莉王にPA右からシュートを打たれる。あわや失点の場面だったが、ゴールライン上のDF鎌田次郎が必死のクリアをみせた。すると一転して仙台がカウンターからチャンスを迎える。途中出場のMF太田吉彰が前線へスルーパス。抜け出したFWウイルソンが増川とDF田中隼磨の間を強引にドリブルで持ち込み、右足シュート。3-0に突き放した。

 ここで勢いづいた仙台は後半45分にダメ押しの4点目。右CKからのボールをMF角田誠がヘディングシュート。GK楢崎が弾いたボールを詰めていたDF菅井直樹が足で押し込み、4-0と試合を決定づけた。そのまま試合は終了。仙台が4試合ぶりの勝利を手にした。

 試合後、先発復帰で先制点を決めた梁は「ここ2試合勝っていなくて今日は勝ちたかった。ゼロで抑えて勝つことができて良かった」とコメント。得点シーンについては「関(関口)のおかげ。あとは思い切り足を振り抜いたら入った。個人的にも今季初得点なので良かった。これからもピッチで頑張りたい」と意気込みを語った。

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