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仙台の大卒ルーキー奥埜がJ1デビュー、「次は点に絡みたい」

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[5.26 J1第13節 川崎F3-2仙台 等々力]

 ベガルタ仙台の大卒ルーキーMF奥埜博亮がリーグ戦初出場を果たした。2-2の後半25分、MF松下年宏に代わってピッチに入ると、直後の29分にはPA内に走り込んで縦パスを受け、後方に落としてMF梁勇基が左足ミドルを狙う。中盤でバランスを取り、運動量豊富に駆け回った。

「まずは守備から入って、スペースがあるのでドリブルで仕掛けたり、パスをつないでいけと指示を受けた。自分の良さを多少出せた部分もあったけど、もっと出さないといけないし、練習から積極的にやっていきたい」

 仙台大在学中の09年から11年までも仙台の特別指定選手として練習に参加。10年4月14日のナビスコ杯・京都戦に途中出場し、入団1年目となった今季もナビスコ杯2試合に途中出場していたが、リーグ戦はこの日が初出場だった。

「まずはリーグ戦出場を目標にやってきていた。これで次の目標を立てられるようになったし、自分にとっては大きなことだと思う」。待望のJ1デビュー戦。チームは終盤の失点で競り負け、悔しさも残ったが、プロとして大きな第一歩を踏み出した。「次の目標? アシストでもゴールでも点に絡んで勝利に貢献できれば、個人としてもチームとしてもいいことだと思う」。そう言って新たな目標を設定すると、「もっともっとできると思うし、練習から積極的にアピールしたい」と決意を新たにしていた。

(取材・文 西山紘平)

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