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仙台戦キックオフ直前、F東京・ポポヴィッチ監督インタビュー

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 ナビスコ杯は8日に準々決勝の第2戦を行ない、敵地での初戦を2-2と引き分けたFC東京は、ベガルタ仙台との第2戦を行う。キックオフ直前のインタビューに応じたF東京のポポヴィッチ監督は、アウェーゴールのアドバンテージがある状況だが、「守りに入らないことが大切」と、普段通りの攻撃的サッカーを貫くことの重要性を強調した。

以下、インタビュー全文

―エジミウソン選手が初先発、状態が良い?
「まさにどういうコンディションか、自分も見てみたいと思っています。トレーニングと試合は別物ですし、チームに合流してから間もない。彼は、この1年半くらいは彼本来の調子を見せることができていません。ですから、ここですぐに大きな結果を出してほしいというよりも、彼がいち早く本調子に戻ること。それを期待しています」

―仙台の印象は?
「彼らは、今だけリーグ戦で首位に立っているというわけではなく、ずっと首位に立っていました。前半戦も首位に立っていましたよね。継続して、その座を守っている。これは評価できることだと思います。ただ私たちにとって、リーグ戦で首位のチームに勝つことはモチベーションになりますし、大切なことは自分たちが主導権を握って戦うこと。仙台のやりたいサッカーに付き合わずに、自分たちが主導権を握ることが大事だと思います」

―芝の状態があまり良くない?
「ここまでひどいとは思っていませんでした。想像より悪かったのは事実ですし、影響が全くないと言えばウソになると思います。それでも、うちの選手たちにはしっかりと頭を整理して、こういうピッチでも普段通りのプレーを見せられるんだぞということを示してほしい。ただ、技術、テクニックがない選手にとっては言い訳になるので、そういう選手にとっては良いピッチかもしれませんね。『ピッチのせいでパスミスした』と言えるので(笑)。ただ、うちには、そういう選手がいないことを願っています」

―アウェーゴールの2点はアドバンテージ?
「それは何回も聞かれた質問ですが、結果を計算して出せるわけではありません。守りに入ったら結果は出ません。やはりこの試合に関しても、この試合で結果を出すことだけを考えて、試合に入るべきだと思っています。もちろん不用意な失点をしないことは一番大切ですが、相手がどうこうよりも、自分たちがやってきたことをしっかり示すことが大事です。まずは今日の試合に向かう気持ちと姿勢をしっかり見せること。試合の入り方もそうですし、守りに入らないことが大切です。あとは選手が持っているものをすべて出し切ってくれればいい。その上で結果が出ればいいですね。ただ、権田選手、徳永選手が戻って来る前には、負けられませんよね」

(取材・文 河合 拓)

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