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ジョルジーニョ監督が史上初の選手、監督両方でのタイトル奪取に意欲

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 97年の第5回大会で選手としてチームを初のナビスコ杯制覇に導いた鹿島アントラーズのジョルジ―ニョ監督が、史上初となる選手、監督両方でのタイトル奪取に向けて意欲を見せた。

 昨シーズンまで5年連続で鹿島は3大タイトル(リーグ、ナビスコ杯、天皇杯)のいずれかを獲得してきた。だがそのいずれものタイトルに導いたオズワルド・オリヴェイラ前監督が昨シーズンをもって退任。「日本サッカーに復帰して1年目で、いきなりこういった決勝の舞台に立てるということは誇りに思う」。“常勝”鹿島を率いたジョルジ―ニョ監督は1年目でのタイトル奪取に気合を込める。

 20回目の節目を迎えたナビスコ杯。選手、監督両方でタイトル奪取となると史上初の快挙となる。「ナビスコ杯は選手としても取ることが出来たので、僕にとってはいい思い出があります」。ただ、ここまで勝ち進んだ選手たちのおかげと強調する。「僕が名誉な形で取り上げられるのは、まずはここにいる選手たちのおかげ。まずはここにいる選手たちに感謝しなければならない」。

 相手は先月27日にリーグ戦で対戦したばかりの清水。今季ここまで2度対戦し、いずれも敗れている相手だ。「明日対戦する清水は非常に優れたチーム。我々が優勝するという確証は全くない」。史上最多の5回目の優勝を目指す鹿島。同じ相手にそうやすやすと負けるわけにはいかない。

(取材・文 児玉幸洋)

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