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最多4度目の準V…平均年齢23歳の清水は百戦錬磨の鹿島に屈す

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[11.3 ナビスコ杯決勝 清水1-2(延長)鹿島 国立]

 16年ぶりの戴冠はならなかった。先発11人の平均年齢は23歳。若さと勢いでタイトルを狙ったき清水エスパルスだが、百戦錬磨の鹿島の前に延長戦の末、敗れた。

 立ち上がりから試合のペースを握り、前半43分のMF柴崎岳のミドルシュートまで被シュートはゼロ。しかし、主導権を握った前半で決め切れなかったことが響いた。後半は徐々に鹿島に流れが傾き、後半28分にCKのカウンターから先制点につながるPKを献上。直後の同32分、FW大前元紀のPKで追いついたが、延長戦で力尽きた。

「試合全体は僕らが支配していた。僕らの時間の方が多かった」。大前はそう言って唇をかむ。DF平岡康裕は「優位に進めている中で先行できないとこういうゲームになる。一発勝負でやってはいけない展開だった」と悔やんだ。

 96年にナビスコ杯を制覇しているが、08年に続く4度目の準優勝は史上最多となった。01年度に制した天皇杯を最後にタイトルから遠ざかっている清水。平岡は「今日は悔しい気持ちしかないけど、明日になったら、残っているリーグ戦、天皇杯に切り替えていきたい」と必死に前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

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