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未勝利同士の昇格組対決…湘南が甲府を下し今季公式戦初白星

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[4.3 ナビスコ杯第3節 甲府0-1湘南 中銀スタ]

 互いに今季公式戦未勝利の昇格組対決は湘南ベルマーレヴァンフォーレ甲府に1-0で競り勝ち、今季公式戦6試合目で初勝利を飾った。甲府はこれで今季公式戦7試合白星なし(3分4敗)となった。

 立ち上がりの主導権を握ったのはアウェーの湘南だった。前半10分には左サイドでボールをキープしたFW大槻周平が後方に戻し、MF荒堀謙次がゴール前にクロス。これに走り込んだFW武富孝介が右足の裏で押し込み、先制点を奪った。

 ホームの甲府も反撃に出る。前半18分にはMF堀米勇輝の右クロスからFWオルティゴサがヘディングシュート。3月22日に獲得が発表されたばかりの新外国人FWが公式戦デビュー戦で果敢にゴールを狙った。同24分、DF林堂眞の右クロスにMF金子昌広が頭で合わせると、同33分にも堀米のパスを受けたMF新井涼平がえPA手前からミドルシュート。同点ゴールを目指して攻勢を強めたが、いずれも枠を捉え切れなかった。

 優勢に試合を運びながら最後の精度を欠き、1点が遠い甲府。後半7分にはオルティゴサ、堀米を下げてMF山本英臣、MF水野晃樹を同時投入したが、流れは変わらない。2点目の欲しい湘南もなかなか攻め手がなく、試合はこう着状態となった。終盤には立て続けにセットプレーのチャンスをつかんだ甲府だったが、湘南守備陣は最後まで集中力を切らさず、体を張って跳ね返した。そのまま1-0で逃げ切った湘南。今季公式戦初の無失点で初勝利となった。

「課題を挙げればキリがないけど、選手がよくファイトしてくれた。まず1勝が取れて、彼らにおめでとうと言いたい」。そう選手を称えた湘南のチョウ・キジェ監督。決勝点の武富も「やっと1勝できたので、これからもみんなでカバーし合って、1試合1試合戦っていきたい。みんなポジティブになったと思うし、次も同じ気持ちで試合が終われるようにがんばりたい」と、ホッとした表情を浮かべていた。


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